7月3日、ヤマダホールディングス(9831)から、2023年3月期の株主優待と配当(12円)が届いたのである。ヤマダホールディングスの株主優待は、次のとおり3月末、9月末、保有株数に応じて、株主買物優待券(有効期限12月末)が貰えるのである。
株主買物優待券は、(株)ヤマダデンキの各店舗(LABI、テックランド、ヤマダアウトレット、家電住まいる館、Tecc LIFE SELECT、LABI LIFE SELECT、ベスト電器、TSUKUMO、キムラヤなど)で利用できるのである。利用条件は、税込合計金額1,000円以上につき1,000円ごとに1枚(500円)の優待券が利用可能で、1回の買物での最大利用枚数は50枚なのである。
5月8日に発表された2023年3月期決算短信によれば、売上高1兆6,005億円(前期比1.2%減)、営業利益440億円(同32.9%減)、経常利益500億円(同32.5%減)、純利益318億円(同37.0%減)、1株当たり利益40.25円(前期60.96円)、配当12円(前期18円)、配当性向29.8%(前期29.5%)と、減収・減益・減配と苦戦しているのである。減収・減益の主な要因について、ヤマダホールディングスは、「デンキ事業に於いて、①前年度より継続している一過性の巣ごもり需要反動減 ②従業員の新型コロナウイルス感染による勤務時間減少に伴う販売機会ロス ③市場と連動したDX化による売上と利益の最適化に向けた改革途上に伴う粗利率の低下 ④政策的なバランスシート改革取り組みによる仕入抑制が影響したことによる粗利高の減少に加え、前年度における新型コロナウイルス感染症に伴う助成金収入減に伴う営業外収益の減少によるものです。」と説明しているのである。
2024年3月期通期業績予想は、売上高1兆6860億円(前期比5.3%増)、営業利益505億円(同14.6%増)、経常利益551億円(同10.1%増)、純利益319億円(同0.2%増)、1株当たり利益45.86円が見込まれているが、配当予想は未定となっているのである。