6月30日、木曽路(8160)から2022年3月期の株主優待、配当(期末8円)、株主通信が届いたのである。木曽路の株主優待は、次のとおり、3月末、9月末、保有株数に応じて、木曽路グループが運営する木曽路、素材屋などの店舗で利用できる株主優待券(有効期限2023年7月末)である。
株主優待券は、木曽路、素材屋、じゃんじゃん亭、とりかく、鈴のれん、からしげ、大将軍等、木曽路グループが運営する各店舗で、飲食代、店舗の物販(土産類、中元商品、歳暮商品、おせち)に利用できるのである。もちろん最近はやりのお持ち帰り弁当にも使えるのである。木曽路の株主優待券は保有株数に比例して貰えるので、余裕資金があるなら家族で500株、1,000株を保有するのがお薦めである。一つ注意する点は、株主優待券の額面は1,000円であるが、これは消費税抜きの飲食代金からの割引となるので、店内飲食の場合は消費税込み1,100円、お持帰りの場合は消費税込み1,080円の価値があるのである。
最後に、5月12日に発表された2022年3月期決算短信によれば、売上高367億円(前期比18.4%増)、営業損失35億円(前期営業損失42億円)、経常利益18億円(前期経常損失35億円)、純利益6億円(前期純損失55億円)、1株当たり利益25.15円(前期-218.46円)、配当16円(前期15円)と、増収・増益・増配とはいうものの、コロナ禍からの復活にはほど遠く、時短休業協力金等53億円のおかげなのである。2023年3月期業績予想について、売上高520億円(前期比41.4%増)、営業利益18億円、経常利益18億円、純利益10億円、1株当たり利益39.95円と、時短休業協力金等無しでの黒字化を予想しており、配当予想16円を見込んでいるのである。