6月30日、エッグスシングス、カプリチョーザなど多数の外食ブランドを運営するWDI(3068)から、2022年3月期の株主優待と配当(13円)が届いたのである。WDIの株主優待は、3月末、100株以上の保有者にWDI VIP CARD(直営店のみ20%割引)、そして保有株数、保有期間に応じて次のとおり株主優待券(直営店、FC店とも利用可能)が貰えるのである。そして、5年以上の長期保有者には、3,000円分の株主優待券が追加で貰えるのである。投資効率で言えば、500株を保有するか、100株を5年以上保有するのか最も投資効率が良いのである。ご主人は100株、5年以上保有なので、6,000円分の株主優待が届いたのである。
株主優待が利用できる店舗は、エッグスンシングス、カプリチョーザ、ハードロックカフェ、サラベス、トニーローマ、巨牛荘、ストーンバーグなど多数のブランドがあるのである。株主優待券、WDI VIP CARDとも有効期限は、翌年の6月末までの1年間である。少々残念なのは、株主優待券とWDI VIP CARDが併用できないのである。因みに、WDI VIP CARDは、昨年は白地にカラフルな文字(wdi vip)というデザインであったが、今年は一昨年と同様に黒地にWDI GROUPとWDI VIP CARDの白抜き文字であるが、違いは左側に50th Anniversary 追加されている点なのである。
最後に、5月13日に発表された2022年3月期決算短信によれば、売上高19,182百万円(前期比21.3%増)、営業損失836百万円(前期営業損失1,423百万円)、経常損失658百万円(前期経常損失1,477百万円)と、コロナ禍に大苦戦したのである。そして、「臨時休業による損失」(店舗の臨時休業中の人件費、賃借料及び減価償却費)や「店舗閉鎖損失」及び「減損損失」等の特別損失2億円を計上したものの、雇用調整助成金及び時短協力金等の「助成金収入」や「債務免除益」等の特別利益23億円により、かろうじて純利益725百万円(前期比56.9%減)、1株当たり利益114.64円(266.18円)を計上し、配当は13円(前期8円)となったのである。2023年2月期業績予想は、売上高240億円(前期比25.1%増)、営業利益5億円(前期営業損失836百万円)、経常利益4.5億円(前期経常損失658百万円)、純利益7億円(前期比3.6%減)、1株当たり利益110.56円、増収・増益が予想され、配当予想8円が見込まれているのである。