11月30日、木曽路(8160)から、2023年3月期第2四半期の株主優待と配当(8円)が届いたのである。木曽路の株主優待は、次のとおり、3月末、9月末、保有株数に応じて、木曽路グループが運営する木曽路、じゃんじゃん亭などの店舗で利用できる株主優待券(有効期限2024年1月末)である。
株主優待券は、木曽路、じゃんじゃん亭、とりかく、鈴のれん、からしげ、くいどん、大将軍等、木曽路グループが運営する各店舗で、飲食代、店舗の物販(土産類、中元商品、歳暮商品、おせち)に利用できるのである。もちろん最近流行のお持ち帰り弁当にも使えるのである。木曽路の株主優待券は保有株数に比例して増えるので、余裕資金があるなら家族で500株、1,000株を保有するのがお薦めである。一つ注意する点は、株主優待券の額面は1,000円であるが、これは消費税抜きの飲食代金からの割引となるので、店内飲食の場合は消費税込み1,100円、お持帰りの場合は消費税込み1,080円の価値があるのである。
最後に、11月10日に発表された2023年3月期第2四半期決算短信によれば、売上高200億円(前年同期比35.0増)、営業損失16億97百万円(前年同期営業損失33億07百万円)、経常利益16億77百万円(同経常損失2億52百万円)、純損失16億35百万円(同純損失1億70百万円)、1株当たり利益-58.65円(同-6.67円)、配当8円(同8円)と、増収ではあるものの大苦戦が続いているのである。その要因としては、コロナ禍のみならず、人件費、原材料費、物流費、光熱費などの高騰が、大きな負担となっているのである。
2023年3月期通期連結業績予想について、11月9日、「2023年3月期第2四半期連結業績予想及びの修正に関するお知らせ」が発表され下方修正されたのである。売上高524億円⇒494億円(前期比34.3%増)、営業利益18.5億円⇒6.5億円、経常利益18.6億円⇒6.2億円(前期比65.9%減)、純利益10.8億円⇒1.5億円(前期比77.0%減)、1株当たり利益39.13円⇒5.38円と下方修正されたが、年間配当予想16円(期末8円)は修正がなかったのである。下方修正の理由について、木曽路は、「通期の業績予想につきましては、様々な営業面やコスト削減の取り組みにより2022年10月以降の業績は5月の時点での予想を維持する見込みではありますが、第2四半期までの売上、利益の減少が影響し、上記の通り修正することといたしました。」と説明しているのである。