6月29日、サラベス、カプリチョーザなど多数の外食ブランドを運営するWDI(3068)から、2023年3月期の株主優待と配当(12円)が届いたのである。WDIの株主優待は、3月末、100株以上の保有者にWDI VIP CARD(直営店のみ20%割引)、そして保有株数、保有期間に応じて次のとおり株主優待券(直営店、FC店とも利用可能)が貰えるのである。そして、5年以上の長期保有者には、3,000円分の株主優待券が追加で貰えるのである。投資効率で言えば、500株を保有するか、100株を5年以上保有するのか最も投資効率が良いのである。ご主人は100株、5年以上保有なので、6,000円分の株主優待が届いたのである。
株主優待が利用できる店舗は、カプリチョーザ、ハードロックカフェ、エッグスンシングス、サラベス、ティム・ホー・ワン、トニーローマ、巨牛荘など多数のブランドがあるのである。株主優待券、WDI VIP CARDとも有効期限は、翌年の6月末までの1年間である。少々残念なのは、株主優待券とWDI VIP CARDが併用できないのと、FC店ではWDI VIP CARDが使えないである。
最後に、5月12日に発表された2023年3月期決算短信によれば、売上高26,1742百万円(前期比36.4%増)、営業利益831百万円(前期営業損失836百万円)、経常利益912百万円(前期計上損失658百万円)、純利益940百万円(前期比29.6%増)、1株当たり利益149.56円(前期114.64円)、配当12円(前期13円)、配当性向8.0%(前期11.3%)と、漸くコロナ禍からの苦境を脱し営業黒字に転換したのである。2024年2月期業績予想は、売上高300億円(前期比14.6%増)、営業利益10億円(同20.3%増)と増収・増益予想であるが、新型コロナ感染症にかかる時短協力金等が無くなるため、経常利益9億円(同1.4%減)、純利益7億円(同25.6%減)、1株当たり利益111.44円、配当予想12円(配当性向10.8%)と、利益面では少々減少が見込まれているのである。