GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

USEN-NEXTホールディングスから2022年8月期決算短信と株主優待制度の変更・一部廃止が発表されたのである

 ご主人から久々に「ガビーン」と奇声が飛び出したのである。というのも、10月13日、USEN-NEXTホールディングス(9418)から、2022年8月期決算短信と「株主優待制度の一部見直しおよび廃止、配当政策方針の変更に関するお知らせ」が発表され、株主優待制度の一部(USEN-NEXT HOLDINGSプレミアム優待倶楽部)が廃止されることとなったからなのである。

 お知らせによると、2月末日を基準日としている株主優待制度「USEN-NEXT HOLDINGSプレミアム優待倶楽部」は、2023年2月期を最後に廃止されることになったのである。また、2023年2月期時点で保有期間1年未満(2022年7月19日と2023年2月末時点で500株以上保有が条件)の場合には、次のとおりポイントが従来の半分となる変更も併せて発表されたのである。

USEN-NEXT HOLDINGSプレミアム優待倶楽部の一部変更

 廃止の理由について、USEN-NEXTホールディングスは、「昨今の不透明な事業環境(地政学リスクやサプライチェーン問題、円安やインフレーション進行など)を踏まえた株主優待関連費用を含む販管費コスト削減の観点や、株主の皆さまに対する公平な利益還元のあり方という観点から慎重に検討を重ねました結果、次回2023年2月末日を基準日とする進呈ポイントの変更、および次回のご提供をもって本優待制度を廃止することといたしました。」と、説明しているのである。なお、2月末日および8月末日の年2回を基準日としている動画配信サービス「U-NEXT」の株主優待に関しては、変更点はないのである。

 さらに、配当政策方針の変更についても発表され、これまで年1回の期末配当のみであったが、2023年8月期から年2回の配当(2023年2月の第2四半期から)が実施されることとなったのである。配当政策方針の変更について、USEN-NEXTホールディングスは、「株主の皆さまに対する利益還元を経営の重要政策のひとつに位置づけており、配当につきましては、財政状態、利益の状況、新規投資計画等を総合的に勘案のうえ業績に基づき、年1回、期末において剰余金の配当を行うことを基本方針としておりましたが、この度、配当政策のさらなる充実を図るために、配当回数の基本方針を変更いたします。尚、配当性向に関しましてはこれまで同様、30%までの引き上げを目標として事業基盤および財務基盤の強化に努めてまいります。」と、説明しているのである。

 配当性向について、USEN-NEXTホールディングスは、「配当性向に関しましてはこれまで同様、30%までの引き上げを目標として事業基盤および財務基盤の強化に努めてまいります。」と説明しているが、2021年8月期10.1%、2022年8月期10.4%、2023年8月期の予想は11.8%と30%からほど遠いが、USEN-NEXT HOLDINGSプレミアム優待倶楽部の廃止後、つまり2024年8月期から配当性向30%を実現する決意なら大歓迎なのである。

 最後に、2022年8月期決算短信によれば、売上高237,927百万円(前年同期比14.2%増)、営業利益17,321百万円(同11.0%増)、経常利益16,241百万円(同10.0%増)、純利益8,687百万円(同8.0%増)、1株当たり利益144.49円(前期133.90円)、年か配当15円(前期13.5円)と、増収・増益・増配と好調な決算となったのである。セグメント別に見ても、コンテンツ配信事業、店舗サービス事業、通信事業、業務用システム事業、エネルギー事業、いずれも好調だったのである。

 2023年8月期通期業績予想によれば、売上高2,470億円(前期比3.8%増)、営業利益184億円(同6.2%増)、経常利益173億円(同6.5%増)、純利益92億円(同5.9%増)、1株当たり利益153.10円、配当予想18円と、増収・増益・増配が見込まれているのである。