1月11日、USEN-NEXT HOLDINGS（9418）から、好調な2024年8月期第1四半期決算短信が発表されたのである。売上高73,724百万円(前年同期比15.3％増)、営業利益7,478百万円(同63.0％増)、経常利益7,321百万円(同71.1％増)、純利益4,198百万円(同79.4％増)、1株当たり利益69.85円（前年同期38.95円）と、増収･大増益なのである。また、通期業績予想に対する進捗率で見ても、営業利益は31％、経常利益31％、純利益35％と利益面の好調さが窺えるのである。好業績の要因は、5つの主要事業（コンテンツ配信事業、店舗サービス事業、通信事業、業務用システム事業、エネルギー事業）いずれも好業績、動画配信のU-NEXTの課金ユーザーが増加し売上高が37％増加したこと、エネルギー事業の営業利益は前年同期比440％増などが貢献しているのである。
2024年8月期通期業績予想は、売上高3,000億円（前期比8.6％増）、営業利益240億円（同11.3％増）、経常利益233億円（同14.3％増）、純利益121億円（同10.9％増）、1株当たり利益201.34円、配当予想25円（配当性向12.4％）と変更はないが、通期業績予想に対する進捗率が高いので、通期業績予想と配当予想の上方修正は十分あり得るのである。
翌12日の株価は、このような好業績を背景に急騰、一時前日比455円高（+11.58％）の4,385円と、1月5日の4,055円以来1週間ぶりに上場来最高値更新したのである。
なお、12日、USEN-NEXT HOLDINGSから、「臨時株主総会招集のための基準日設定に関するお知らせ」発表されたのである。臨時株主総会の付議議案および開催予定日等の詳細は不明だが、主要議題は「商号変更に係る定款変更を付議する予定です。」となっているのである。つまり、現商号「USEN-NEXT HOLDINGS」を変更するということなのである。果たして、どんな新商号が提案されるのか。
