4月10日、USEN-NEXT HOLDINGS(9418)から、好調な2023年8月期第2四半期決算短信と初の中間配当が発表されたのである。売上高133,732百万円(前年同期比17.3%増)、営業利益9,544百万円(同7.9%増)、経常利益9,050百万円(同7.3%増)、純利益4,958百万円(同12.5%増)、1株当たり利益82.64円(前年同期73.37円)と、増収・増益なのである。好調な要因の背景は、5つの主要事業(コンテンツ配信事業、店舗サービス事業、通信事業、業務用システム事業、エネルギー事業)がいずれも好調なのである。
また、2022年10月13日にUSEN-NEXTホールディングスから発表された「株主優待制度の一部見直しおよび廃止、配当政策方針の変更に関するお知らせ」のとおり配当政策方針が変更され、今回初めて中間配当(10円)が実施されることとなったのである。4月10日に発表された「剰余金の配当(中間配当)の実施及び配当予想の修正(増配)に関するお知らせ」にると、2022年10月13日に発表された2023年8月期の配当予想が変更され、中間配当は9円⇒10円と増配が実施され、期末は9円⇒10円と増配予想となったのである。なお、配当性向については従来と同様30%までの引き上げを目標としているが、2022年8月期の実績は10.4%、2023年8月期の予想は13.1%と30%からほど遠いが、USEN-NEXT HOLDINGSプレミアム優待倶楽部の廃止後、つまり2024年8月期以降配当性向30%が実現するならば、大幅な増配が期待できるのである。
最後に、2023年8月期通期業績予想は、売上高2,470億円(前期比3.8%増)、営業利益184億円(同6.2%増)、経常利益173億円(同6.5%増)、純利益92億円(同5.9%増)、1株当たり利益153.10円については、今のところ変更は無いのである。
翌11日の株価(終値)は206円高(+8.11%)の2,746円、前場に2,858円と年初来最高値を更新するなど、好調な業績と増配が評価されたようなのである。