GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

USEN-NEXT HOLDINGSから2023年8月期通期業績予想と配当予想の上方修正が発表されたのである

 7月10日、USEN-NEXT HOLDINGS(7418)から、2023年8月期第3四半期決算短信、2023年8月期通期業績予想の修正(上方修正)と配当予想の修正(増配)が発表されたのである。売上高2,020億円(前年同期比15.7%増)、営業利益155億円(同15.1%増)、経常利益146億円(同14.5%増)、純利益83億円(同22.9%増)、1株当たり利益140.08円(前年同期113.31円)と、増収・増益なのである。しかも、売上高、営業利益、経常利益、純利益とも過去最高と好調なのである。

 このような好業績を背景に、同日、2023年8月期通期業績予想の修正が発表され、売上高2,470億円⇒2,700億円(前期比13.5%増)、営業利益184億円⇒205億円(同18.3%増)、経常利益173億円⇒190億円(同17.0%増)、純利益92億円⇒105億円(同20.9%増)、1株当たり利益153.10円⇒175.74円と、いずれも上方修正されたのである。この上方修正の理由について、USEN-NEXT HOLDINGSは、「売上高は、コンテンツ配信事業において課金ユーザーの純増数が想定を上回って進捗していること及び2023年3月31日に経営統合した株式会社プレミアム・プラットフォーム・ジャパンの売上が加算されていること、エネルギー事業において市場調達モデルであるU-POWERサービスの契約件数が想定を上回って進捗していることを主要因として期首予想を上回る見込みとなりました。また、利益面ではコンテンツ配信事業が想定を上回る課金ユーザーの純増に伴い先行費用となる獲得コスト増加により期首予想対比で増収減益となる見込みの一方、店舗サービス事業、通信事業並びにエネルギー事業において業績が堅調に進捗し増収増益を見込んでいることから、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益の各段階利益は期首予想を上回る見込みとなりました。」と説明しているのである。

 また、2023年8月期通期業績予想の上方修正に伴い、期末配当予想が10円⇒11円と上方修正され、通期でも前期より5円増配の21円が見込まれているのであるが、配当性向は逆に13.1%⇒11.9%と低下したのである。増配の理由について、USEN-NEXT HOLDINGSは、「当社は、経営成績及び事業環境を勘案しつつ、株主の皆様に対する安定的な配当の実施による利益還元及び将来的な企業価値向上に繋がる機動的な事業活動を可能にするための内部留保の充実を重要な経営戦略としております。上記方針に基づき、2023年8月期の配当予想につきましては、2023年4月10日に中間配当金の実施金額及び期末配当金の予想金額をそれぞれ1株当たり10円00銭と公表しておりましたが、本日公表した2023年8月期第3四半期決算の内容及び通期業績予想の修正を踏まえ、期末配当金の予想金額を1株当たり11円00銭へ増額いたします。」と説明しているのである。

 このような好業績と通期業績予想上昇修正の発表を受け、翌11日の株価は、寄付き前日比350円高(+10.36%)の3,730円と上昇し、年初来高値更新したものの、その後は3,500円前後で推移し、終値は前日比110円高(+3.25%)の3,490円とあまり値上りしなかったのは、僅か1円の増配の上、配当性向が低下したためと推測されるのである。