2月16日、帝国電機製作所(6333)の株価は2,597円と、2022年11月14日につけた2,565円以来、3ヶ月ぶりに上場来最高値更新したのである。その後も、17日、20日、21日、27日、28日、3月1日、2日、3日、そして6日には2,842円と、6営業日連続上場来最高値更新したのである。
2022年11月14日の上場来最高値更新は、11月11日に発表された2023年3月期通期業績予想の上方修正と増配予想に急騰によるものであり、その後は下落し12月26日の2,132円を底に徐々に上昇し、2月16日に上場来最高値更新したのである。この間にこれといった材料が出たわけでもなく、自己株式161,800株の取得が行われたものの、発行済み株式数1,954万株の1%にも満たず、今回の上場来最高値更新の要因は、11月11日に発表された2023年3月期通期業績予想の上方修正と増配予想の再評価、バリュー系のブームに乗ったこと、そして3月末の配当・株主優待の権利取り狙いとしか考えられないのである。