9月14日、KDDI(9433)の株価は、後場に前日比80円高(+1.75%)の4,656円と、2022年5月7日につけた4,636円以来、1年4ヶ月ぶりに上場来最高値更新したのである。さらに、翌15日も4,747円と2日連続で上場来最高値更新したのである。
KDDIは、5月11日に発表した2023年3月期決算短信では増配であるものの増収・増益幅は小さく、2024年3月期通期業績予想でも増配ではあるものの増収・増益幅は小さく、必ずしも好業績とは言えないものの、バリュー株・高配当株・株主優待ブームに乗ったためか、通信料金値下げの影響が一巡したためか、じわりじわりと上昇したのである。また、8月3日に発表された2024年3月期第1四半期決算短信では減収・減益となったためか一時的に株価は下落したが、その後は、じわりじわりと再上昇し続け、遂に9月14日に上場来最高値更新したのである。因みに、上場来最高値更新した14日の株価(終値)4,634円で見ると、2024年3月期配当予想が140円なので利回りが3.02%、PER14.70倍、PBR1.92倍と、そこそこ評価されているような状況なのである。
なお、同じ情報・通信業のソフトバンクもバリュー株・高配当株ブームに乗って、8月15日に2年振りに上場来最高値更新した後もじわりじわりと上昇、9月14日、15日も上場来最高値更新し続けているのである。