3月29日、吉野家ホールディングス(9861)から、2023年2月期通期業績予想の修正が発表されたのである。修正内容は、売上高168,000百万円⇒168,099百万円(前期比9.4%増)、営業利益3,400百万円⇒3,434百万円(同45.2%増)と修正は僅かなのであるが、経常利益70億円⇒87.4億円(同44.1%減)、純利益43億円⇒73.7億円(同9.2%減)と大幅に上方修正されたのである。経常利益、純利益が大幅に上方修正された理由について、吉野家ホールディングスは、「当第4四半期において、海外セグメントの政府補助金の入金が予定よりも早く確定したため、営業外収益に12億17百万円 を計上することとなりました。また、海外セグメントの業績回復を踏まえ、繰延税金資産の回収可能性について見直しを行った結果、法人税等調整額▲6億5百万円を計上することとなりました。」と説明しているのである。
因みに、翌30日、吉野家ホールディングスの株価はあまり反応せず、前日比2円高(+0.08%)の2,437円で終わったのである。本業の売上高、営業利益は微修正であり、株価もコロナ禍からの戻り高値ということもあり、株価はあまり反応しなかったのである。