ご主人の主目標である年間配当500万円の進捗状況は、2023年の配当実績と配当予想の合計は423万円(前月比+3万円)なのである。増減要因は、三ツ星ベルトの購入と、1月期決算のケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人、サムティレジデンシャル投資法人、スターアジア投資法人の分配金が、分配金予想を若干上回ったためなのである。
3月31日現在、ポートフォリオ時価総額は188百万円、前月末比-1.67%と3ヶ月ぶりに減少、TOPIX(同+0.51%)と日経平均株価(同+2.17%)を3ヶ月連続で下回る低調ぶりなのである。3月10日まで、バリュー系(高配当株・株主優待株)のブームに加えて3月期の配当・株主優待狙いにより、昨年来高値が続出していたが、3月10日のシリコンバレー銀行破綻をきっかけの金融不安により、3月13日以降株価は一転低調に推移し、さらに3月末の権利落ちも重なり3ヶ月ぶりにマイナスとなってしまったのである。
プラス要因は、コロナ禍の水際措置が緩和されたこともありSFPホールディングス、すかいらーくホールディングス、ロイヤルホールディングス、サイゼリヤなど外食が徐々に復活しつつあるほか、バリュー系のブームで大きく上昇したニチリン、前澤化成工業などが下げ渋ったことなどが挙げられるのである。昨年来高値更新は22社(住友精化、WDI、SFPホールディングス、クリエイト・レストランツ・ホールディングス、すかいらーくホールディングス、サンマルクホールディングス、サイゼリヤ、ニチリン、大和工業、愛知電機、帝国電機製作所、前澤化成工業、稲畑産業、GSIクレオス、立花エレテック、みずほリース、リコーリース、三菱HCキャピタル、NECキャピタルソリューション、ソフトバンク、オートバックセブン、ロイヤルホールディングス)、すかいらーくホールディングスとソフトバンクを除き3月10日までに昨年来高値更新したのである。上場来最高値更新したのは、帝国電機製作所、稲畑産業、WDIの3社なのである。
マイナス要因は、シリコンバレー銀行破綻がきっかけの金融不安により、日本モーゲージサービス(株主優待廃止の予告の影響も大きい)、オリックス、リコーリース、みずほリースなど金融系の下落、バリュー系のブームの反動落に3月末の権利落ちが重なり、ベネフィット・ワン、帝国電機製作所、日本製紙、GSIクレオスなどの下落が挙げられるのである。
シリコンバレー銀行破綻がきっかけの金融不安は取り敢えず落ち着きを見せているが、これで完全に終わりなのか、第2幕があるのか気になるところである。日本の株式市場は、日本経済の弱さ、円安・原材料高によるコストプッシュインフレ、消費者物価の上昇、そして相変わらず金融緩和を期待している投資家、アメリカのインフレ懸念・利上げ継続に翻弄されるなど、まだまだネガティブな材料は多々あり、不安定な相場が続きそうなのである。
組入比率トップ5
1位 ベネフィット・ワン 比率 9.56% 騰落率 -10.15%
2位 共立メンテナンス 比率 8.86% 騰落率 -0.74%
3位 ノエビアHD 比率 5.73% 騰落率 ±0.00%
4位 タカラレーベン不動産投資法人 比率 4.18% 騰落率 -0.88%
5位 サムティレジデンシャル投資法人 比率 3.32% 騰落率 -1.06%
現金 比率 18.14%
騰落率ベスト5
1位 SFPホールディングス +9.13%
2位 前澤化成工業 +8.66%
3位 すかいらーくホールディングス +8.53%
4位 ニチリン +7.74%
5位 サイゼリヤ +7.50%
騰落率ワースト5
1位 日本モーゲージサービス -16.37%
2位 オリックス -10.85%
3位 ベネフィット・ワン -10.15%
4位 帝国電機製作所 -8.06%
5位 日本製紙 -6.06%