6月13日、電炉大手の大和工業(5444)から、2023年3月期の定時株主総会招集通知とスマート行使プレゼント企画の案内が届いたのである。2023年3月期決算短信は、4月30日のとおり、大幅な増収・増益となり、配当は前期比140円増配の300円なのである。2024年3月期通期業績予想は減収・減益であるものの、配当方針が変更され(配当性向を30%から40%に引上げ)、前期と同額の配当300円が維持される見込みなのである。
大和工業の株主名簿管理人が三井住友信託銀行証券代行部ということで、「スマートフォン用議決権行使ウェッブサイト「スマート行使」での議決権の行使後に、アンケートにご協力頂いた株主様の中から、抽選で応募者100名様につき1名様の割合で、QUOカード500円分を進呈します。」というプレゼント企画の案内なのである。ということで、お得に聡いご主人は早速、スマート行使とアンケートに回答したのである。アンケート内容は、専ら株主の属性と大和工業に対する期待、投資方針などである。因みに、2023年はこれで累計26回行ったので、プレゼントが当たる確率=1-すべてハズレの確率=1-0.99²⁶=1-0.7700=0.2300、つまりプレゼントが当たる確率は23.00%なのである。
6月14日、大和工業の株価は急上昇一時前日比187円高(+3.20%)の6,028円と、2008年5月20日につけた5,940円以来、実に15年振りに上場来最高値更新したのである。そして翌15日も、6,060円と上場来最高値更新したのである。今回の上場来最高値更新は、4月28日に2023年3月期決算短信が発表された以降これといった材料が出たわけでもなく、2024年3月期通期業績予想は前期を下回る見込みなので、最近の日経平均株価の上昇に便乗したものと推測されるのである。