5月8日、芙蓉総合リース(8424)から、19期連続増配の2024年3月期決算短信が発表されたのである。売上高7,085億円(前期比2.9%増)、営業利益600億円(同16.5%増)、経常利益683億円(同14.5%増)、純利益472億円(同21.3%増)、1株当たり利益1,571.44円(前期1,299.27円)と、増収・増益、特に利益はいずれも過去最高なのである。主力のリース事業の利益が貢献しており、特に成長ドライバーに位置づけるエネルギー環境や不動産、航空機における取組みが寄与しているのである。この増益を受け、期末配当は期首の配当予想195円からさらに245円に増配(前期185円)、通期配当440円(前期343円)、配当性向28.0%(前期26.4%)と増配となり、19期連続増配が確定したのである。この増配理由について、芙蓉総合リースは、「最近の当社業績動向を踏まえ、株主の皆様からのご支援、ご期待にお応えするため、当期の1株当たり配当金を前回発表予想から50円増配の440円とすることといたしました。」と説明しているのである。
2025年3月期通期業績予想は、営業利益600億円(前期比0.1%減)、経常利益660億円(同3.4%減)、純利益450億円(同4.7%減)、1株当たり利益1,496.71円を予想しており、配当予想は前期比10円増配の450円(配当性向30.1%)が見込まれ、20期連続増配の見込みなのである。なお、中期経営計画最終年度に目指す水準「配当性向30%以上」を2年前倒しで達成する見込みなのである。