GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

ローランドディー.ジー.

 ご主人は、保有株や購入を検討している株の株価、IR情報、会社四季報を常にチェックしているのである。11月9日、以前から目を付けていたコンピュータ周辺機器の製造および販売をするローランドディー.ジー. (6789)から、2023年12月期通期業績予想の下方修正と配当予想の上方修正が発表されたのである。

 ローランドディー.ジー.は、計画に対して販売数量が未達で推移しているため、通期業績予想を売上高581億円⇒545億円、営業利益70億円⇒58億円、経常利益70億円⇒60億円、純利益54億円⇒48億円、1株当たり利益438.52円⇒395.52円と、いずれも下方修正したものの、下方修正後の売上高および純利益は、前期実績を上回ることから、2023年12月期の通期業績予想が必ずしも悪いわけではないのである。期末の配当予想については、従来の80円から100円に上方修正し、年間の配当は中間配当と合わせて前期比25円増配の155円(配当性向39.2%)が見込まれるのである。配当予想の上方修正の理由について、ローランドディー.ジー.は、「当社は、連結利益に対する配当性向 30%もしくは株主資本配当率(DOE)2%以上のいずれか高い金額を基準に今後の事業展開を総合的に勘案の上、配当を決定することを基本方針としております。当期は、機動的な株主還元策を検討し、自己株式の取得を含めて総還元性向50%を掲げております。上記方針を踏まえ、2023年12月期の期末配当につきましては、増配することで配当性向を高めるとともに、当期に実施済の自己株式の取得と併せて、総還元性向50%達成を目指します。」と、株主還元の強化を挙げているのである。これにより、2020年12月期にコロナ禍のため10円に減配となったが、その後100円、130円、そして、2023年12月期155円と3期連続増配が見込まれているのである。

 ローランドディー.ジー.の株主優待は、次のとおり、12月末、1年以上継続保有している条件で、保有株数に応じてオリジナルカタログか1品選択できるのである。

株主優待内容

 12月19日の株価(終値)3,675円でみれば、時価総額452億円と小型ではあるが、配当利回り4.22%、PER9.29倍、PBR1.29倍と割高感はなく、予想ROEは13.9%と割と高いのである。さらに、自己資本比率は63.9%と高く、財務基盤は盤石なのである。ということで、ご主人はローランドディー.ジー.を購入したのである。

 因みに、ご主人が購入した3,6400円でみれば、2023年12月期配当予想155円なので配当利回り4.26%、株主優待が貰える2024年12月期は、配当が今期と同じ155円と仮定すると、配当+株主優待利回りが5.35%と、昨今のバリュー株・高配当株ブーム、株主優待ブームの影響で、お買い得な株が無くなってしまった現在ではまずまずの内容なのである。