2月9日17時、ローランドディー.ジー.(6789)は、MBO(経営陣が参加する買収)で株式を非公開化すると発表したのである。米投資ファンドのタイヨウ・パシフィック・パートナーズが運営するTaiyo XYZ Group, L.P.が設立した買収目的会社のXYZ(東京都港区)がTOB(株式公開買い付け)を行い、全株取得を目指すのである。売り上げの約4割を占めるサイン市場向けの低溶剤プリンター市場で、中長期的な停滞や減速が予測され、成長戦略を描くうえで、事業構造の改革が必要と判断し、非公開化を決めたそうなのである。
買付価格は1株につき5,035円で、TOB公表前日の終値3,895円に29.26%のプレミアムを加えた価格となっているのである。買付期間は2月13日から3月27日までの30営業日、公開買付代理人はSMBC日興証券、買付予定数は1231万9393株、下限は所有割合66.16%にあたる815万1100株となっているのである。ローランドディー.ジー.はTOBに賛同し、株主へ応募を推奨しているのである。
ということで、2023年に購入したばかりなのに、2023年12月期期末配当が無配となり配当を1回も受け取られずサヨナラなので、ご主人はビックリしているのである。ご主人のポートフォリオの中では、この2年で、タカラレーベンインフラ投資法人、ケーヨー、ベネフィット・ワン、そしてローランドディー.ジー.と、立て続けに4社が公開買付で上場廃止となり、驚いているのである。
因みに、今回のTOBと関係ない企業から、2023年9月、TOBの打診があり、これがきっかけで、今回のTOB実施に繋がったそうなのである。ご主人は、このTOBを打診した企業が、後からTOBの名乗りを上げ買収戦になったたら面白いのにと思ったりしているのである。