11月7日、ノエビアホールディングス(4928)から、12期連続増配の2023年9月期決算短信が発表されたのである。売上高62,552百万円(前期比2.3%増)、営業利益11,024百万円(同9.0%増)、経常利益11,295百万円(同8.5%増)、純利益7,673百万円(同1.1%増)、1株当たり利益224.66円(前期222.20円)、配当220円(前期215円)、配当性向97.9%(前期96.8%)と、増収・増益・増配なのである。2011年3月、ノエビアから持株会社ノエビアホールディングスに移行し、2011年9月期の配当36円以降、40円、50円、60円、100円、120円、150円、180円、200円、205円、210円、215円、そして2023年9月期220円と12期連続増配を達成したのである。
因みに、非常に高い配当性向は、自己資本比率65.5%、有利子負債ゼロ、現金等288億円とキャッシュリッチな財務によって裏付けられており、ROEは14%~15%と高いのは、配当で株主に還元することにより、過剰な株主資本を貯め込まないためでもあるのである。
2023年9月期通期業績予想は、売上高630億円(前期比0.7%増)、営業利益112億円(同1.6%増)、経常利益114億円(同0.9%増)、純利益78億円(同1.6%増)、1株当たり利益228.36円、配当予想220円(配当性向96.3%)と、微増収・微増益が見込まれているのである。