4月12日、リンガーハット(8200)から、2024年2月期決算短信が発表されたのである。売上高402億9百万円(前期比6.6%増)、営業利益10億4百万円(前期営業損失2億92百万円)、経常利益11億15百万円(前期比323.0%増)、純利益7億52百万円(前期純損失4億3百万円)、1株当たり利益29.03円(前期-15.56円)、配当10円(前期無配)、配当性向34.4%と漸くコロナ禍から回復し黒字転換し、増収・増益・増配となったのである。セグメント別では、主力の長崎ちゃんぽん事業は、売上高323億66百万円(前年同期比7.4%増)、営業利益7億81百万円(前年同期は営業損失4億6百万円)と黒字転換し、とんかつ事業は、売上高は76億96百万円(前年同期比3.3%増)、営業利益は3億20百万円(前年同期比321.5%増)と順調に伸びているのである。
2025年2月期通期業績予想は、売上高430億円(前期比6.9%増)、営業利益15億円(同49.3%増)、経常利益13億円(同16.5%増)、純利益8億円(同6.4%増)、1株当たり利益30.87円が予想され、配当予想10円(配当性向32.4%)が見込まれているのである。原材料費や光熱費の高騰や継続的な採用難など事業を取り巻く環境は依然として厳しい状況が続くものと予想されるものの、既存店売上高は前期比で、長崎ちゃんぽん事業が5%増、とんかつ事業が2%増を見込んでいるのである。