GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

リコーリースから24期連続増配の2024年3月期決算短信が発表されたのである

 5月2日14時、リコーリース(8566)から、2024年3月期決算短信が発表されたのである。売上高3,083億円(前期比3.2%増)、営業利益210億円(同1.0%減)、経常利益215億円(同0.1%減)、純利益112億円(同24.2%減)、1株当たり利益365.89円(前期482.48円)と、増収・減益と苦戦したものの、期末配当は配当予想どおり75円、中間配当と合わせて年間配当150円(前期145円)、配当性向41.0%(30.1%)なのである。苦戦の要因は、前年のコロナ関連レンタル特需の反動減を補いきれず営業利益が1.0%の減益、特別損失(投資有価証券評価損)51億円の計上により純利益が24.2%の減益、この2点が挙げられるのである。

 2025年3月期通期業績予想は、売上高3,150億円(前期比2.2%増)、営業利益211億円(同0.4%増)、経常利益212億円(同1.6%減)、純利益147億円(同30.3%増)、1株当たり利益476.89円と増収・増益が予想され、配当予想165円(配当性向34.6%)が見込まれているのである。

 リコーリースは連続増配株で有名であるが、2001年3月期に17.5円と前期比5円増配をスタートに、以後20円、21円、22円、24円、28円、31円、35円、36円、38円、39円、41円、43円、45円、50円、55円、60円、70円、80円、90円、100円、120円、145円、そして2024年3月期150円と24期連続増配なのである。2025年3月期配当予想は165円と増配予想なので25期連続増配の見込みなのであるが、配当性向は34.6%と余裕なのである。参考までに、リコーリースの株主還元方針は、「配当の累進性と業界トップクラスの還元水準を意識し、持続的な成長と適正な資本構成及び財務体質の強化を図り、株主還元の拡充を目指す。配当性向は26/3期に40%以上、30/3期に50%を目安とする。」としているのである。2026年3月期の配当性向は40%を目標としていることから、仮に2026年3月期の1株当たり利益が2025年3月期と同額とすると、配当は190.75円となり、2025年3月期から25円以上の増配が期待できるのである。

 因みに、5月2日、株価は5,300円台で推移していたが、決算短信発表直後の14時以降下落し、終値はこの日の最安値、前日比110円安(-2.05%)の5,250円なのである。