6月10日、ソフトバンク(9434)から、2024年3月期の期末配当(43円)、定時株主総会招集通知、みずほ信託銀行主催「使おう!スマート行使キャンペーン」の案内が届いたのである。
5月9日に発表された2024年3月期決算短信によれば、売上高6兆840億円(前期比2.9%増)、営業利益8,760億円(同17.4%減)、税引前利益8,059億円(同6.6%減)、純利益4,890億円(同8.0%減)、1株当たり利益103.17円(前期112.53円)、配当86円(前期86円)、配当性向83.4%(前期76.4%)と増収・減益なのである。営業利益の減益について、ソフトバンクは「前期に計上したPayPay(株)の子会社化に伴う段階取得に係る差益2,948億円が剥落したことによるものです。なお、当該段階取得に係る差益の影響を除いた場合、当期の営業利益は、前期比1,107億円(14.5%)の増益となりました。」と説明しているのである。
2025年3月期通期業績予想は、売上高6兆2,000億円(前期比1.9%増)、営業利益9,000億円(同2.7%増)、純利益5,000億円(同2.2%増)、1株当たり利益10.51円、配当予想86円(配当性向81.8%)と、増収・増益が見込まれているのである。なお、2024年9月末に株式が10分割される予定のため、期末の配当は正確には4.3円となるのである。
ソフトバンクの株主名簿管理人であるみずほ信託銀行からは、「『スマート行使』をご利用いただき、アンケートにご回答のいただいた株主さまへ抽選でQUOカード500円分を進呈します。」という「使おう!スマート行使キャンペーン」の案内なのである。QUOカード500円分が応募者100名につき1名の割合でプレゼントされるのである。抽選結果は株主総会開催月(6月)の翌々月末頃、つまり8月末頃に結果が判明するのである。アンケートの内容は株主の属性、株主総会資料の電子提供制度、株主総会資料の閲覧方法などである。因みに、2024年はこれで累計33回行ったので、プレゼントが当たる確率=1-すべてハズレの確率=1-0.99³³=1-0.7177=0.2823、つまりプレゼントが当たる確率は28.23%なのである。