GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

クリエイト・レストランツ・ホールディングから株主優待券の利用店舗の拡充が発表されたのである

 1月13日、クリエイト・レストランツ・ホールディングから、『「株主様ご優待券」のご利用店舗拡充に関するお知らせ』が発表されたのである。このお知らせは、株式会社サンジェルマン及びその子会社である株式会社北海道サンジェルマンが、昨年12月に新たにクリエイト・レストランツ・ホールディングに傘下となったことから、2月1日から、両社が運営するベーカリーにおいて、新たに株主優待券が利用できる旨を公表したものなのである。

 株式会社サンジェルマンは関東を中心に、サンジェルマン、プルミエサンジェルマン、タンドレス、フラマンドール、ドゥマゴの5ブランド、株式会社北海道サンジェルマンが運営する、レフボン、サンヴァリエ、小樽サンジェルマンの3ブランド、両社合わせて計94店舗で利用できるようになるのである。

 また、同日、クリエイト・レストランツ・ホールディングから、2023年2月期第3四半期決算短信が発表されたのである。売上収益840億円(前年同期比50.8%)と大幅な増収となったものの、コロナ禍による休業・時短協力金等が大きく減少したため、営業利益56億円(同51.5%減)、税引前利益54億円(同52.7%減)、純利益37億円(同49.2%減)、1株当たり利益18.01円(前年同期39.58円)と、利益はいずれも減少しているのである。なお、2023年2月期の業績予想と配当予想は変更はないのである。

 そして、翌営業日である1月16日、日経平均株価が297.20円安(-1.14%)と「地合いが悪い中、クリエイト・レストランツ・ホールディングの株価終値は、前日比41円高(+4.69%)の916円と上昇したのである。これは、売上収益が大きく伸びたことを評価したものと推測するが、もしかしたらパン好きの人が多数参戦したのかもしれないのである。

プレミアム優待倶楽部をチェックするのである その1

 1月6日、ザイ・オンラインに公開された記事、「プレミアム優待倶楽部」株主優待利回りランキング!全71銘柄の配当+優待利回り(2023年1月時点)を比較して最もお得な「プレミアム優待倶楽部」銘柄を公開(https://diamond.jp/zai/articles/-/242963)についてなのである。この記事の趣旨について、ザイ・オンライン編集部は『「プレミアム優待倶楽部」を導入する全71銘柄の「配当+株主優待利回り」を徹底調査して、利回りが高い順に「全71銘柄の『プレミアム優待倶楽部』の配当+株主優待利回りランキング」を作成! ぜひ、「プレミアム優待倶楽部」を導入している株主優待銘柄を選ぶ際には参考にしてほしい』と、説明しているのである(2022年12月30日の終値を基準に作成されている、以下同じ)。

 ところが、この記事のランキングは、プレミアム優待倶楽部を得るための最低投資額を基準に作成されているが、71銘柄の中には、最低投資額よりも多額の投資をすることにより、最も投資効率が良くなる場合もあるのである。また、長期保有株主優待制度を導入している銘柄や「プレミアム優待倶楽部」以外の優待品を導入している銘柄もあり、そして業績の善し悪しを含めてお得な銘柄を選別するのはかなり複雑なのである。ということで、トロが独断と偏見で、「プレミアム優待倶楽部」を導入している企業の株主優待制度をチェックするのである。

 最初は、ザイ・オンラインの記事で第2位のアビスト(6087)なのである。アビストの株主優待は、次のとおり3月末水素水、9月末プレミアム優待倶楽部となっているのである。

 プレミアム優待倶楽部は、保有株数に応じて5段階に分かれており、500株以上が最も投資効率が良いのである。水素水(1ケース定価12,600円)を含めても、やはり500株以上(30,000ポイント+25,200円)が、最も投資効率が良いのである。因みに、12月30日のアビストの株価は2,913円なので、500株の配当・株主優待利回り=(102円×500株+30,000ポイント+12,600円×2ケース)÷500株×2,913円=7.29%と、ザイ・オンライン記事の6.96%(300株)よりは少々高くなるのである。

アビスト株主優待(水素水)

アビスト株主優待(プレミアム優待倶楽部)

 因みに、ご主人は、平均2,384円で500株保有しているので、投資利回りは8.91%となかなかのものなのである。

 アビストは時価総額が117億円と小さく、東証プライムの基準の一つ、流通株式時価総額は2022年9月期86.4億円と基準の100億円に届いていないが、その背景には一過性であるが子会社清算による損失により2022年9月期の純利益が減少したため株価が低迷していることが背景にあり、今後の利益の回復とプレミアム優待倶楽部の導入により株価を上昇させ、流通株式時価総額の増加を目論んでいると推測されるのである。そして、流通株式時価総額100億円達成の時期は2027年9月期に2年先送りしたことからも、プレミアム優待倶楽部は少なくとも5年は維持するとも推測できるのである。

2023年版ぎょうざ倶楽部 お客様感謝キャンペーンが始まるのである

 餃子の王将では、1月16日から「2023年版ぎょうざ倶楽部 お客様感謝キャンペーン」が始まるのである。

2023年版ぎょうざ倶楽部 お客様感謝キャンペーン

 各種割引処理後の会計金額(税込)500円毎にスタンプを1個押印、スタンプの数に応じて賞品と交換できるのである。スタンプ押印期間は2023年1月16日(月)〜2023年6月11日(日)、賞品の交換期限は6月18日(日)までなのである。交換できる賞品は次のとおりなである。

  スタンプ5個:100円割引券1枚 

  スタンプ15個:100円割引券1枚+250円割引券1枚

  スタンプ25個:ぎょうざ倶楽部会員会員カード(税込5%割引)+250円割引券2枚

 交換できる賞品を2022年版と比較すると、スタンプ5個は変更無し、スタンプ15個と25個では、餃子無料券がなくなりまた餃子の値上げを勘案すれば、いずれも改悪となっているのである。

 スタンプ15個:餃子1人前無料+100円割引券2枚⇒100円割引券1枚+250円割引券1枚

 スタンプ25個:ぎょうざ倶楽部会員会員カード(税込5%割引)+餃子1人前無料+100円割引券3枚⇒ぎょうざ倶楽部会員会員カード(税込5%割引)+250円割引券2枚

 因みに、ご主人は税込金額の5%引きとなる株主優待カードを保有しているので、スタンプを25個貯めて賞品を交換するメリットがないので、スタンプ15個で賞品と交換する方針なのである。

トロの3回忌なのである

 今日は1月14日、2年前のこの日の未明、病気治療中であったトロは、力尽きたのである。早いもので2年なのである。2年といえば、人間の世界では3回忌ということで法要が営まれるが、ご主人は仏様より生き仏が大事ということで、何とご主人はバンコク旅行に出かけてしまい、そもそも日本にいないのである。今頃はバンコクで、タイ飯を堪能している時間なのである。

遺影(トロ)

 更にいえば、最近は、ご主人の妹さんが保護した野良猫(トラ次郎と名付けられた)を手懐けてしまったのである。下の写真は、午後7時にもかかわらず、昼間の遊び過ぎて疲れたのか、明るい照明下前足で目を隠して、安心して寝ているトラ次郎なのである。

トラ次郎

 ということで何も無い1月14日なのであるが、前の飼い主に置き去りにされてしまい、彷徨っていたトロはご主人に拾われ、その後はかわいがって貰ったことはすごく感謝しているのである。トロはGhostとして、今後もご主人を見守り続けるのである。

ザイ・オンライン「連続増配株ランキング」ベスト20![2023年最新版] その4

 1月4日、ザイ・オンラインに公開された「連続増配株ランキング」ベスト20![2023年最新版](https://diamond.jp/zai/articles/-/229803)についての検証なのである。この特集を取り上げている理由について、ザイ・オンライン編集部は『つまり、長期間にわたって「増配を続けている」企業は、それだけ長期的に業績を伸ばしていたり、一時的に業績が落ちても配当を出せるようにしっかりと利益を蓄積できていたりする「優良企業」と判断することができるのだ。しかも、「配当が増える」だけでなく、それに伴って「株価も上がる」傾向があるので、「増配株」は実に魅力的な投資先なのだ。』と説明しているのである。

 ということで、第15位は、ご主人が保有していないけれど長年増収・増益を続けている、18期連続増配のニトリホールディングスなのである。ニトリホールディングスについて、ザイ・オンライン編集部は、「国内インテリア業界トップの売上を誇り、中国や台湾、アメリカにも店舗を展開している。2005年2月期に増配を開始して以来、18年連続で増配を続けており、年間配当額は45.1倍に成長した。直近3年での増配率は1.44倍で、年平均13.0%の増配をしている計算になる。2023年3月期の年間配当額は前期比「7円」の増配となる「147円」の予想で、「19年連続増配」を達成する見込みだ。」と、コメントしているのである。

 ニトリの2018年2月期のEPSは574.5円、その後608.1円、635.4円、817.0円、856.7円そして決算期が2月から3月に変更となる2023年3月期は予想EPS860.1円と増加が続いており、配当予想147円、配当性向17.1%とまだまだ余裕なので、19期連続増配が見込まれているのである。しかしながら、増益トレンドは減速傾向が伺え、連続増益がこれまでの2月決算では難しく決算期を変更し13ヶ月決算にすることで実現させようとしているふうに見えてしまうのである。

 ニトリホールディングスの株価は、上場以来右肩上がりを続けてきたが、2018年以降上げ下げが大きくなって来たのである。2020年8月4日に上場来最高値23,455円をつけたが、1月6日は16,915円と28.9%も下落しているのは、海外で良質で安い家具を製造し、日本で売るというビジネスモデルが、米中対立、コストプッシュインフレ、円安などにより、曲がり角にきているとマーケットは判断しているかもしれないのである。そして、ニトリホールディングスは、生産地の多様化、海外での販売強化に舵を切っているものの、マーケットはまだ評価していないのかもしれないのである。1月6日現在の株価は16,915円、予想PER19.67倍、PBR2.43倍、予想配当利回り0.87%と、少々過大評価の印象があるのは、ニトリホールディングスが再度高成長を実現すると期待する人が多いのかもしれない。

ニトリホールディングスの株価の推移(SBI証券より)

 配当性向が低いことから今後も連続増配を続けることは楽勝かもしれないが、ビジネスモデルの変革が成功し、再び成長軌道を描かなければ、連続増収・増益が実現できず、株価は横這い・下落となるかもしれないのである。

 ということで、企業は同じ分野、同じ商品で無限に成長できるわけではなく、ビジネスモデルを変えたり、新たな分野を開拓したりと変化し続けなければ行き詰まる可能性があるのである。長期にわたり連続増配しているということは、ビジネスモデルが古くなり、伸び悩む可能性もあるので、多面的な指標から投資できるのか否かを判断するのである。それよりも5期~10期連続増配株の中から、今後も成長が望め、株価が割高でない銘柄を探すほうが、お宝に巡り会えるかもしれないのである。ご主人のポートフォリオの中で、連続増配の若手有望株とも言えるのは、バリューHR(9期連続、実績ベース、以下同じ)、トーメンデバイス(7期連続)、GSIクレオス(6期連続)、稲畑産業(4期連続)、しかもいずれも株主優待を実施しているのである。

ザイ・オンライン「連続増配株ランキング」ベスト20![2023年最新版] その3

 1月4日、ザイ・オンラインに公開された「連続増配株ランキング」ベスト20![2023年最新版](https://diamond.jp/zai/articles/-/229803)についての検証なのである。この特集を取り上げている理由について、『つまり、長期間にわたって「増配を続けている」企業は、それだけ長期的に業績を伸ばしていたり、一時的に業績が落ちても配当を出せるようにしっかりと利益を蓄積できていたりする「優良企業」と判断することができるのだ。しかも、「配当が増える」だけでなく、それに伴って「株価も上がる」傾向があるので、「増配株」は実に魅力的な投資先なのだ。』と説明しているのである。

 ということで、第10位は、ご主人が保有しているなかでもっとも時価総額が大きく、20期連続増配のKDDIなのである。KDDIについては、『2003年3月期に増配を開始して以来、20年連続で増配を続けており、年間配当額は41.6倍に成長した。直近3年での増配率は1.19倍で、年平均5.98%の増配をしている計算になる。2023年3月期の年間配当額は前期比「10円」の増配となる「135円」の予想で、「21年連続増配」を達成する見込みだ。』とコメントしているのである。KDDIの2018年3月期のEPSは235.5円、その後259.1円、275.7円、284.2円、300.0円、そして2023年3月期は予想EPS314.92円と増加が続いており、配当予想135円、配当性向42.9%とまだまだ余裕なので、21期連続増配が見込まれているのである。

 KDDIの株価は、ITバブル崩壊後の底値から、途中リーマンショック、コロナショックなどの急落はあるものの、通信事業業績自体堅調、典型的な内需株で昨今の国際情勢の影響をあまり受けていないこともあり右肩上がりの上昇を続けているのである。1月6日現在の株価は3,988円、PER12.83倍、PBR1.72倍と、ほどほどの評価なのである。そして、いまだに増収・増益を続けているが、スマホの普及が進み、UQモバイルやオンライン契約へのシフトが進むなど、急成長産業から成熟産業へ変化しつつあり、今後は新しい分野を開拓しない限り高成長は期待できないことから、リスクを避けるには高値掴みならないように気をつけるのである。

KDDI株価30年の推移(SBI証券)

 因みに、ご主人は2,800円で購入しており、21期連続増配の見込みである2023年3月期の配当予想135円なので、投資利回りは4.82%(株主優待を含めれば5.89%))なのである。

WDI 祝! 上場来最高値更新

 1月11日、WDIの株価は2,020円と、2020年1月17日につけた2,014円以来、3年ぶりに上場来最高値更新したのである。2020年1月17日と言えば、中国で新型コロナが大騒ぎになり始め、国内ではその脅威がまだ十分認識されていなかった頃なのである。株価はコロナ禍の2020年4月につけた1,130円を底に、その後は多少の凸凹はあるが、株価はジリジリと上昇、コロナ禍の3年を経て、漸くコロナ禍前までに株価を回復させたのである。勿論、3月末の配当と株主優待権利取りを意識した買いが、ある程度貢献しているのかもしれない。

 とは言え、売上高、営業利益はコロナ禍前には及ばないので、まだまだ、復活とは言えないのである。

 追記:翌12日、WDIの株価は、後場に2,045円と2日連続で上場来最高値更新したのである。

WDI 祝! 上場来最高値更新