1月13日、マックスバリュを運営するマックスバリュ東海(証券コード8198)から、2021年2月期第3四半期決算短信が発表されたのである。2020年2月期はマックスバリュ中部との経営統合、ビッグ事業の分離があったため単純な比較はできないが、営業収益2,662億円(前年同期比42.9%増)、営業利益80億円(同111.8%増)、経常収益80億円(123.5%増)、純利益47億円(同165.1%増)といずれも前年同期比で大きく増加しているのである。1株当たりの純利益は130.33円と前年同期の74.44円と比べてもその好業績が伺われるのである。
このような好業績を受け、2021年3月期期末の配当の修正(増配)も併せて発表されたのである。この発表の中で配当予想修正の理由を「当社は、中長期的な成長を目指し、設備投資計画、フリー・キャッシュ・フローの状況等を勘案しつつ、経営成績を反映させた配当性向の目安を30%に置くとともに、株主の皆さまへの安定的な利益還元を図ることを経営の重要な課題として位置付けております。 上記の基本方針及び最近の業績動向に加え、中長期的な財務状況や経営環境などを総合的に勘案した結果、2021年2月期の期末配当において、1株当たり2円増配して年間配当金を50円に修正することといたしました。」と説明しているのである。
同社の株主優待は100株保有で年間5千円分の割引券(または優待品)なので、配当と割引券と合わせての利回りは、1月13日の終値(2,649円)で、3.8%なのである。ご主人は、株価が1,160円と安価な時に購入しているので、利回りが8.6%と高いのである。そして、1月14日の取引では、増収、増益、増配を好感し、株価が上昇することを期待しているのである。