2月7日、立花エレテック(8159)から、2022年3月期第3四半期決算短信、2022年3月期通期業績予想の修正(上方修正)と配当予想の修正(増配)が発表されたのである。第3四半期決算短信によれば、売上高1,394億19百万円(前年同期比22.9%増)、営業利益44億12百万円(同70.3%増)、経常利益49億67百万円(同79.0%増)、純利益34億89百万円(同47.3%増)と、いずれも大幅に増加しているのである。
この好業績を背景に、2022年3月期通期業績予想の上方修正(今期2回目の修正)と増配(今期3回目の修正)が発表されたのである。売上高1,830億円⇒1,920億円、営業利益52億円⇒59億円、経常利益58億円⇒64億円、純利益40億円⇒44億円と修正され、特に利益はいずれも10%以上上方修正なのである。通期業績予想の修正について、立花エレテックは、「2022 年3月期第3四半期連結業績につきましては、半導体製造装置や物流、空調機器などの分野を中 心に好調に推移し、国内・海外ともに、当初の計画を上回る業績を達成できました。」と説明しているのである。
この結果、1株利益は158.49円⇒174.66円と増加し、配当予想は58円⇒60円(前期37円)と増配となったのであるが、配当性向は34.4%とまだまだ余裕なのである。増配の理由について、立花エレテックは、「当社の剰余金の配当等の基本方針は、将来の経営環境の変化に対応できるよう財務体質の強化と事業拡大に必要な内部留保の充実を図りながら、株主の皆様に対しましては、安定配当をベースとして業績に裏付けられた適正な利益還元に努めていくことを基本としております。」と説明しているのである。
因みに、翌8日の株価終値は、1,605円(+21円、+1.33%)と反応薄だったのである。