1月21日、スポーツデポ、Golf5などを運営するアルペン(証券コード3028)から、最近の業績動向を踏まえ、業績予想の上方修正に関するお知らせが公表されたのである。2021年6月期第2四半期の業績予想は、売上高1,205億円(前年同期比5.0%増) 営業利益111億円(同238.8%増)、経常利益121億円(同194.5%増)純利益79億円(同231.5%増)、1株当たりの利益200.83円(前年同期40.94円)、通期でも売上高2,300億円、純利益84億円と好業績を予想しているのである。
同社は好業績の理由として、新型コロナウイルス感染症の拡大によるマイナス影響はあったものの、密を避けられるスポーツやレジャーとして、ゴルフやアウトドア用品が好調に推移したほか、注力領域として強化しているスポーツアパレルも伸長したことで、売上高は前回予想を上回ったこと、利益面については、在庫水準の適正化による処分販売の減少と、適切な売価コントロールにより売上総利益率が改善したことに加え、経費についても、コロナ禍を契機とした経費水準の見直しにより全体的に抑制されたことを挙げているのである。なお、配当予想は年間40円のまま変更は無いのである。
この業績予想の修正が公表された翌22日の株価は、ザラ場で2,630円と3年振りの高値となったものの、終値は2,394円と前日比101円高と少々尻すぼみで終わったのである。