GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

アビストから2022年9月期第3四半期決算短信が発表されたのである

 8月10日、機械設計やシステム・ソフトウェア開発を請け負っているアビスト(6087)から、2022年9月期第3四半期決算短信が発表されたのである。売上高69億63百万円(前年同期比4.1%増)、営業利益5億32百万円(同57.7%増)、経常利益6億8百万円(同35.1%増)と好業績なのであるが、子会社関連損失を計上したため純利益2億50百万円(同54.2%減)と利益を大きく減らしたのである。子会社関連損失とは、第2四半期連結累計期間中にOEM品(ゼリー飲料)の一部品質不適合が発生したことによる製品回収の影響による売上減少と、一部機材の減損を含む構造改革に伴う経費計上なのである。そもそも売上高も小さく、専門性に疑問もあるので、美容商品販売を撤退することは望ましい結論なのである。やはり、好調な設計開発アウトソーシング事業と子会社の水素水、そして今はかなり苦戦しているものの有望な新規事業(3Dプリント事業)に注力していくのが正解なのかもしれない。

 2022年9月期業績見通しは、売上高96億70百万円(前期比7.2%増)、営業利益7億10百万円(同61.6%増)、経常利益8億円(同29.5%増)、純利益4億1百万円(同38.8%減)、1株当たり利益103.02円、配当102円(配当性向99.0%)を見込んでいるのである。子会社関連損失により配当性向が99.0%と高くなったが、自己資本比率70%超、多額の現金を保有するなど財務は盤石なのである。

 因みに、翌営業日の12日、株価は+15円(+0.51%)の2,974円と反応薄なのである。5月11日に子会社の損失を理由に通期業績予想を修正しており、概ね予想どおりの第3四半期決算短信という評価ということなのである。