1月29日、カー用品の販売、自動車の整備・販売をするオートバックスを展開するオートバックスセブン(証券コード9832)から、2021年3月期第3四半期決算短信が公表されたのである。売上高1,714億円(前年同期比2.9%減)と低調であったが、営業利益104億円(同18.0%増)、経常利益112億円(同19.1%)、純利益73億円(同18.2%増)はいずれも18%を超え好調なのである。好調な要因は、利益率向上と販管費削減によるものだが、コロナ禍で自動車利用のメリットに気がついた人が増えたのと(同様に自転車利用も増えている)、寒波による冬期用品の売行きが好調なのも背景にあるのである。ご主人は昨年4月から1,500円分ほどしか電車には乗らず、専ら自動車、自転車を利用しているので、世の中と同じトレンドなのである。
通期の業績予想は、売上高2,238億円(前期比1.1%増)、営業利益76億円(同0.2%増)、経常利益81億円(同0.5%増)、純利益55億円(同46.1%増)と利益はいずれも第3四半期で通期の予想を上回っているものの修正はなく、配当予想も年間60円も変更はないのである。