1月29日、しゃぶしゃぶの木曽路、居酒屋の素材屋などを展開する木曽路(証券コード8160)から2021年3月期第3四半期決算短信が公表されたのである。売上高235億円(前年同期比28.6%減)、営業損失34億円、経常損失30億円、純損失49億円と大苦戦なのである。また、2020年10月26日公表された2021年3月期通期業績予想の修正も公表され、売上高308億円(前年比29.9%減)、純損失57億円と修正され、1株当たりの純損失は224.42円と相当悪化しているのが分かるのである。この要因は、緊急事態宣言による休業、時短営業、そして宴会需要の消失など、一連のコロナ禍によるものである、持ち帰り販売では補えるようなレベルではナいのである。
このような大苦戦のなか、2021年3月期の配当予想は、年間15円(前期30円)を維持しているのは、果たして妥当な結論なのか疑問なのである。もしかしたら、減配、無配の可能性もあるかもしれないのである。因みに、2021年3月期第3四半期決算短信が公表されて最初の取引日である2月1日の終値は、2,339円(前日比-57円)と下落したのである。