GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

立花エレテックから2024年3月期通期業績予想の上方修正が発表されたのである

 11月7日、立花エレテック(8159)から、好調な2024年3月期第2四半期決算短信と通期業績予想の修正が発表されたのである。決算短信によれば、売上高1,148億円(前年同期比4.3%増)、営業利益57億円(同20.3%増)、経常利益65億円(同13.0%増)、純利益45億円(同9.1%増)、1株当たり利益183.35円(前年同期165.45円)と、売上・利益とも第2四半期としては過去最高の結果なのである。好業績の要因は、メインのFAシステム事業の売上高が前年同期比9.3%増、営業利益は23.6%増と高く、半導体バイス事業は微減収ながら、営業利益は前年同期比14.9%増と好調だったことが挙げられるのである。念のため、為替差益を確認すると507百万円(前年同期669百万円)と減少しており、為替頼みではないことが確認できたのである。

 また、同日、このような第2四半期決算短信を踏まえ、2024年3月期通期業績予想の修正が発表されたのである。売上高2,230億円⇒2,260億円(前期比0.6%減)、営業利益95億円⇒104億円(同0.8%増)、経常利益100億円⇒110億円(同0.0%減)、純利益70億円⇒75億円(同4.3%減)、1株当たり利益282.04円⇒304.96円と、上方修正されたのである。修正理由について、立花エレテックは、「2024年3月期第2四半期連結業績につきましては、一部製品の供給がいまだ滞る中、お客様にも協力いただきながら需要動向の把握に努めるとともに、仕入先からの支援も得て商社としての供給責任を果たすべく在庫確保に注力した結果、売上高、各利益ともに第2四半期としては過去最高の結果となりました。2024年3月期通期連結業績予想につきましては、原材料価格の高騰や円安による物価の上昇、中国市況の低迷、ウクライナ情勢や中東紛争の影響など先行き不透明な状況ではありますが、前年と同程度の水準は確保できるものと予測しております。」と説明しているが、少々保守的な内容なのである。

 と言うのは、上方修正された通期業績予想に対する進捗率で見ると、営業利益55.5%、経常利益59.6%、純利益60.1%と高いにもかかわらず、「原材料価格の高騰や円安による物価の上昇、中国市況の低迷、ウクライナ情勢や中東紛争の影響など先行き不透明な状況」と先行き不透明感を重視し、上方修正したもののかなり保守的な内容なのである。ということで、期末配当予想は変更無く、50円に据え置かれたままなのであるが、ご主人は立花エレテックのメインであるFAシステム、半導体バイスは、今後も好調が続くと予測していることから、期末決算でもさらなる増収・増益・増配が期待できると思っているのである。