GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

ニチリンからから2023年12月期通期業績予想と配当予想の上方修正が発表されたのである

 11月10日、ニチリン(5184)から、好調な2023年12月期第3四半期決算短信が発表されたのである。売上高51,424百万円(前年同期比9.8%増)、営業利益6,825百万円(同39.4%増)、経常利益7,972百万円(同27.4%増)、純利益4,360百万円(同32.2%増)、1株当たり利益318.84円(前年同期233.54円)と、増収・大増益なのである。好業績の要因は、要取引先である自動車メーカーの生産回復による売上増加、円安による為替差益が挙げられるのである。

 このような好業績を受け、同日、「通期連結業績予想および期末配当予想の修正に関するお知らせ」が発表されたのである。2023年12月期通期業績予想は、売上高680億円⇒700億円(前期比9.1%増)、営業利益82億円⇒88億円(同14.6%増)、経常利益84億円⇒100億円(同18.3%増)、純利益46億円⇒55億円(同20.1%増)、1株当たり利益328.75円⇒402.76円、と全て上方修正されたのである。上方修正の理由について、ニチリンは、「自動車業界は、半導体不足など供給網の混乱解消や生産・販売の回復により景況が改善しつつあり、当社グループの主要取引先である自動車メーカーの生産回復による売上増加、および、継続している円安進行などの外部環境を踏まえ、売上高、利益ともに2月14日の予想公表値を上回る見込みとなりましたので、2023年12月期の連結業績予想を修正いたします。なお、為替レートについては、第4四半期以降を1US$=140円、1EUR=150円と想定しております。」と説明しているのであるが、為替レートは実勢より円高を想定しているので、さらなる為替差益が期待できそうなのである。

 2023年12月期通期業績予想の上方修正に伴い、に配当予想は104円⇒142円(配当性向31.6%⇒35.3%)と増配となったのである。増配理由について、ニチリンは、「当社は、将来にわたる株主利益の確保と必要な内部留保を行い、業績も勘案しながら安定した配当を継続して実施することを基本方針としておりますが、2023年12月期配当から、本方針に加え、連結配当性向35%を目標とし、安定配当と業績動向も総合的に勘案し、その額を決定するものとしております。本日開示しております2023年12月期第3四半期決算短信のとおり、直近の業績が堅調であり、また、期末業績も従来予想から上振れる見込みであること、目標配当性向に近似させていくこと等を勘案し、配当予想の修正を行うものです。」と説明しているのである。