GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

ヤマダホールディングスが株主優待改悪を発表したのである

 昨日(2月4日)の朝10時頃、ご主人が久々に「ゲェ、ゲェ」と奇声を発したのである。何かと思えば、ヤマダ電機などを展開するヤマダホールディングス(証券コード9831)から株主優待の変更が9時に公表されたのに気がついたのである。しかも、この9時ちょうどは東証の取引開始時間なのである。ご主人は株価に影響を与えるようなことは、取引時間中に開示されるとは思っていなかったので、気がつくのが遅れたのである。2021年3月末から実施される新しい株主優待は次のとおりである。

            3月末     9月末

  100株以上    500円分       1,000円分

  500株以上    2,000円分    3,000円分

  1,000株以上   5,000円分    5,000円分

  10,000株以上   25,000円分     25,000円分

 従来との大きな変更点は、100株以上が年間3,000円分から1,500円分に半減となったこと、長期優待(100株以上1年以上保有で年間2,000円分、100株以上2年以上保有で年間2,500円分)がなくなった点なのである。この結果、100株以上2年以上の保有者が最も影響を受け年間5,000円分から1,500円分に激減し、逆に500株以上の保有者は長期優待分が減少するだけであるので保有株数が多い者ほど影響が小さいのである。

 ヤマダホールディングスは株主優待制度の変更理由について、「当社は、株主様の日頃のご支援に感謝するとともに、当社株式への投資の魅力を高め、長期的に保有していただける株主様を増やしていくことを目的として、株主優待制度を実施してまいりました。この度、株主の皆様に対する利益還元の公平性及び株主配当と株主優待とのバランス等という観点から、総合的に検討を重ねた結果、現行の株主優待制度を変更させていただくことといたしました。」と公表しているのである。

 また、配当予想は未定となっているが、仮に今期の配当が20円(前期10円)とした場合、2年以上保有する1,000株保有者は、配当10,000円増と株主優待2,500円減で差引き7,500円増、2年以上保有する100株保有者は、配当1,000円増と株主優待4,000円減で差引き3,000円減となるので、100株保有者を減らしたい意図が感じられるのである。ご主人は、当初は狙いどおり長期保有する株主が増えたが、100株保有株主が予想外に増えたためこれが負担となってきたのと、コロナ禍に対応した郊外出店の投資費用捻出と推測しているのである。

f:id:hanayamatoro:20210205084354j:plain

ヤマダホールディングスの株主優待