ご主人夫婦の今日の昼ご飯は、梅の花(証券コード7604)の子会社、三協梅の花が運営するレストラン、甲梅GINZA SIX店(と言ってもまだ1店舗しかない)なのである。というのも、お得に聡いご主人は、梅の花の株主優待証であれば甲梅は10%割引であるが、梅の花の株主優待と一緒に同封されてきた甲梅限定の30%割引優待券と、プレミアム食事券を利用してあか牛を食べるのである。コロナ禍で観光客が期待できないため、株主に30%割引優待券を配付して、少しでも稼働率を上げようとしているのではないかと、ご主人は推測しているのである。
ご主人がオーダーしたあか牛のひつまぶしは、お櫃にたっぷりと敷き詰められたあか牛の薄い切り身(肩ロース)の真ん中は半生になるよう焼き上げられており、そのまま食べる、薬味(山葵、柚胡椒、のり、茗荷、紫蘇葉)で食べる、そしてだし茶漬けで食べる、3つの食べ方ができるのである。前菜(ゴマ豆腐、生湯葉)、ひつまぶし、赤だし、香の物、デザート(ブリュレ)で構成されているのである。梅の花の子会社ということかもしれないが、前菜と赤だしに湯葉が使われているのである。ご主人は、あか牛のひつまぶしは美味しいと思うが、税抜き3,500円にサービス料と消費税で4,235円は少々高いというか、銀座というショバ代が高いのだろうと思うのである。
因みに、熊本のあか牛(甲誠牛)について、お店のHPでは、「甲誠牛は、あっさりとした味わいのなかにも、肉本来の旨みを濃厚に感じられるあか牛を丁寧に肥育し、霜降りと赤身のベストバランスを追求して誕生しました。肉のくさみが無く、すっと品のよい素直な香りとともに、まろやかな赤身ならではのおいしさをお楽しみください。」と説明があるのである。さらに、広大な草原やきれいな水、穏やかな気候など、あか牛の飼育に最適な環境が揃っている熊本県は、あか牛の生産量日本一を誇り、全国の生産量の約70%を占めるそうである。
雑学であるが、あか牛とは、和牛の中の「褐毛(あかげ)和種」という品種なのである。農林水産省のHPから引用すると、「 和牛というのは、黒毛和種・褐毛和種・無角和種・日本短角種の4品種とそれらの交雑種のことを指します。」ということなのである。