2020年12月期のご主人の受取配当は、コロナ禍の影響を強く受けたすかいらーくホールディングス(証券コード3197)、ロイヤルホールディングス(証券コード8179)、ホットランド(証券コード3196)が無配となったため、少々寂しいものになったのである。そんな中でも日本リート投資法人(証券コード3296)は14万円もの分配金をもたらしてくれる手堅い投資先なのである。
日本リート投資法人は、2014年4月に上場、総合商社の双日をメインスポンサーとし、オフィスが約7割を占め、残りが住居、商業施設という、いわゆる総合型リートなのである。その投資先はほとんどが3大都市圏、旗艦物件と呼ばれるような超大型物件は無いが中規模物件への分散投資が特徴なのである。そしてコロナ禍による稼働率の低下といった悪影響はあまりなかったものの、賃料を値上げができず苦戦もしているのである。
ご主人は、上場直後と2015年から2016年にかけてのやや低迷していた時期に257,100円と安価に購入したのである。3月26日の終値は414,500円なので61.2%上昇しているのであるが、コロナ禍直前の2020年2月21日の上場来最高値518,000円に比べればまだまだなのである。
分配金は1口当たり、フル稼働した2015年から13,354円、2016年15,319円、2017年17,428円、2018年17,036円、2019年18,509円と順調に増加し、2020年は資産の譲渡益が発生したため21,328円と一時的に増加したが、2021年の分配金予想は19,356~19,929円とやや低下する見込みなのである。ご主人の投資額に対する2021年の予想分配金利回りは7.53%~7.75%と高い水準なのは、上場来安値付近で投資した成果言えるのである。