9月17日、日本リート投資法人(3296)から第18期(2021年1月~6月)の分配金が届いたのである。過去の年間分配金実績は、フル稼働した2015年から13,354円、15,319円、17,428円、17,036円、18,509円と順調に増加し、2020年は資産の譲渡益が発生したため21,328円と増加し、2021年は第18期の実績10,800円と第19期の予想11,665円を合わせて22,465円と、こちらも資産の譲渡益のおかげで過去最高となる見込みなのである。
日本リート投資法人は、2014年4月に上場、総合商社の双日をメインスポンサーとし、投資物件はオフィスが約7割を占め、残りが住居、商業施設という、いわゆる総合型リートなのである。そして投資先は都心のオフィスを中心にほとんどが3大都市圏で、旗艦物件と呼ばれるような超大型物件は無いが中規模物件への分散投資が特徴なのである。そしてコロナ禍による稼働率の低下といった悪影響はあまりなかったものの、賃料を値上げができず苦戦もしているのである。
2021年6月期のご主人の受取配当は、コロナ禍の影響を強く受けたすかいらーくホールディングス(3197)が無配となったため、アルペン、バリューHR、ジャパンインベストメントアドバイザーと合わせて4社と少々寂しいものになったのである。そんな中でも日本リート投資法人は13万円もの分配金をもたらしてくれる手堅い投資先なのである。