GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

吉野家ホールディングスから大赤字の2021年2月期決算短信が発表されたのである

 4月13日、吉野家ホールディングス(証券コード9861)から、2021年2月期決算短信が発表されたのである。売上高1,703億円(前期比21.2%減)、営業損失53億円(前期営業利益39億円)、経常損失19億円(前期経常利益33億円)、純損失75億円(前期純利益7億円)、そして無配(前期20円)と、コロナ禍による休業・時短の影響が非常に大きいものであったのである。とは言え手をこまねいているわけではなく、テイクアウト・デリバリーの強化、各種キャンペーンの実施、賃料減額交渉、管理可能経費の削減などに努め、また、2021年2月には海鮮三崎港、すし三崎丸、すし三崎港をチェーン展開している京樽の全株式のスシローグローバルホールディングス証券コード3563)へ譲渡するなど、いろいろ手を尽くしているのである。

 2022年2月期業績予想は、売上高1,551億円(前期比9.0%減)、営業利益27億円、経常利益52億円、純利益20億円と減収ではあるが黒字を確保できる見通しなのであるが、配当予想は未定なのである。

 最後に、ご主人が決算説明書の中で面白いと思ったのは、吉野家が来店した客に「いらっしゃいませ」と声をかけるのをやめたことなのである。「いらっしゃいませ」に変わって登場したのは、「おはようございます」や「こんにちは」といったあいさつだそうである。改訂を発案した吉野家ホールディングスの河村泰貴社長は、「『いらっしゃいませ』はお客さんが返事のしようがないが、『こんにちは』だと返事をしやすい。そこで会話が生まれることもある。」と狙いを話しているのである。女性客の開拓を狙って、コンセント付きのテーブル席や、セルフ式のコーヒーマシンを置いたのが特徴の新型店「クッキング&コンフォート」の出店に併せて改訂したそうである。

 ご主人は、形も中身も変わることができる吉野家は、近い将来復活すると信じているのである。