4月14日、リンガーハット(8200)から、苦戦した2023年2月期決算短信が発表されたのである。売上高377億円(前期比11.2%増)、営業損失292百万円(前期営業損失14億円)、経常利益263百万円(前期経常損失19億円)、純損失403百万円(前期純利益942百万円)、1株当たり利益-15.56円(前期37.09円)、無配(前期5円)と増収となったものの、人件費・光熱費の増加、時短協力金等の補助金収入の減少、店舗改装、減損等による特別損失により、営業損失、純損失が発生したのである。
2024年2月期通期業績予想は、売上高410億円(前期比8.7%増)、営業利益11億円、経常利益9億円(前期比241.2%増)、純利益4億円、1株当たり利益15.44円、配当予想10円と、漸く営業黒字に転換し、補助金収入が無くても何とか利益を計上で見通しなのであるが、原材料費や光熱費の高騰が負担となりそうなのである。
因みに、翌営業日の17日の株価はザラ場で2,393円と年初来高値を更新し、終値は78円高(+3.40%)の2,370円、18日も2,397円と年初来高値更新したのは、2024年2月期に黒字転換する見通しが評価されたのかもしれない。