5月12日の夕方、ご主人はニコニコしているのである。というのもベネフィット・ステーション(福利厚生代行サービス)のベネフィット・ワン(証券コード2412)から好業績の2021年3月期決算短信と前期比5円の増配が発表されたのである。売上高は378億円(前期比1.5%増)、営業利益97億円(前期比16.4%増)、経常利益は98億円(前期比16.5%増)、純利益66億円(前期比19.9%増)と、コロナ禍にもかかわらず好調な決算となったのである。配当は前期比5円(直近予想比2円)増配して年間30円なのである。ベネフィット・ワンは、増配の理由について、「当社は、利益配分につきましては、事業年度ごとの利益状況、将来の事業展開及び投資予定等を勘案したうえで、純資産配当率10%以上、配当性向70%以上を目標に、継続的かつ安定的な配当成長に努めてまいりたいと考えております。」と説明しているのである。
2022年3月期業績予想は、売上高373億円(前期比1.4%減)、営業利益は117億円(同20.2%増)、経常利益は118億円(同20.0%増)、純利益は81億円(同20.0%増)と引き続き好調を維持するとともに、配当予想は36円(前期比6円増配)を見込んでいるのである。
因みに、ご主人はベネフィット・ワンを上場間もない2004年に購入し、その後株式分割を繰り返した結果購入価格は156円/株となっているので、配当利回りは19.2%、2022年3月期は23.0%が見込まれる超優良銘柄なのである。
この決算短信を受けて、5月13日のベネフィット・ワンの終値は、日経平均株価が699.50円(2.49%)下落する悪い地合の中、207円(8.09%)上昇したのである。