11月10日、ノエビアホールディングス(4928)から、11期連続増配の2022年9月期決算短信が発表されたのである。売上高61,143百万円(前期比4.1%増)、営業利益10,115百万円(同16.3%増)、経常利益10,406百万円(同14.2%増)、純利益7,859百万円(同18.9%増)、1株当たり利益222.20円(前期186.88円)、配当215円(前期210円)と、増収・増益・増配なのである。なお、前期比は、2022年9月期の期首より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号2020年3月31日)等を適用しているため、2021年9月期を同様の会計基準で試算した数値なのである。
2011年3月、ノエビアから持株会社ノエビアホールディングスに移行し、2011年9月期の配当36円以降、40円、50円、60円、100円、120円、150円、180円、200円、205円、210円、そして2022年9月期215円と11期連続増配を達成したのである。2022年9月期通期業績予想は、純利益65億円、1株当たり利益190.30円に対し、第3四半期決算短信では、純利益46億円、1株当たり利益136.25円と進捗率は71.6%だったため、通期業績予想に届かないと危惧していたが、最終的には通期業績予想を超え、しかも5円であるが増配となったのである。
2023年9月期通期業績予想は、売上高616億円(前期比0.7%増)、営業利益107億円(同5.8%増)、経常利益109億円(同4.7%増)、純利益77億円(同1.5%増)、1株当たり利益225.43円、配当予想215円が見込まれているのである。