GHOST/トロのマネー日記

私はGhostである、名前は花山トロ。ご主人は花山とうしろう、サラリーマン生活の傍ら株式投資に励み、退職後は配当と株主優待で夫婦2人悠々自適に暮らしている。トロは前飼主に捨てられ彷徨っているところをご主人に拾われ、以来優しいご主人に甘えていたが、2021年1月14日、Ghostになったのである。これからは、人生は3つの「きんりょく」、即ち筋力(筋肉)、菌力(腸内細菌)、金力(金融資産)が最重要というポリシーのご主人を見守り、株式投資、株主優待、旅行、ゴルフ、健康などの面白い話、役に立つ話を発信するのである

Oneリート投資法人から分配金と第15期資産運用報告が届いたのである

 5月20日、Oneリート投資法人証券コード3290)から、2021年2月期の分配金と第15期資産運用報告が届いたのである。Oneリート投資法人は、東京のほか政令指定都市のオフィスに投資するいわゆるオフィス主体型のリートで、そのスポンサーは投資法人の名称からも分かるようにみずほ信託銀行なのである。歴史的には、不動産ファンド運営等を行うシンプレクス・インベストメント・アドバイザーズ(SIA)をスポンサーとするSIA不動産投資法人としてスタートし2013年10月に上場したのである。オフィスと商業施設に投資する複合型リートだったのであるが、SIAがみずほ信託銀行の傘下となったため、2015年12月に同銀行がスポンサーとなり、2017年6月に名称が現在のものに変更され、2021年3月に最後の商業施設を売却し、今期(第16期)はオフィスに100%投資するリートとなったのである。 

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Oneリート投資法人の特徴(第15期資産運用報告)

 5月25日の終値で比較すると、Oneリート投資法人は61の上場リートうち、時価総額は731億円で50位、NAV倍率(NAV倍率とは、不動産を時価評価した純資産価値に対する投資口価格の割安度を表す指標なのである。株式におけるPBR(株価純資産倍率)に似た指標なのである。NAV倍率が低い程割安と言えるのである。)は23位、分配金利回り9位と、みずほ信託銀行がスポンサーになっている割には評価が低いのである。その要因としては、資産規模が小さいこと(資産規模50位)、と築年数の古さ(築年数60位)が考えられるのである。 

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決算・運用の概況(第15期資産運用報告)

 とは言え、安定した稼働率が生み出す安定した配当は魅力なのである。2017年に投資口を2分割したので2017年8月期(第8期)からの分配金実績を確認すると、資産売却の分配金があるので多少ブレはあるが、5,948円、8,027円、6,955円、6,999円、7,062円、7,889円、7,994円、7,605円と安定傾向なのである。ご主人は、上場間もない2013年に405,200円/口(投資口が2分割されたので202,600円/口)で購入したので、過去1年の分配金の投資額に対する分配金利回りが実に7.70%、今後1年の分配金(予想)は少々低下するが14,490円で分配金利回りは7.15%と高いのである。何事も割安の時に購入するべきなのである。