6月26日、木曽路(証券コード8160)から、2021年3月期の株主優待券と配当が届いたのである。木曽路の株主優待は、3月末、9月末、保有株数に応じて、木曽路グループが運営する木曽路、素材屋などの店舗で利用できる株主優待券(有効期限は13ヶ月)である。
株主優待券は、木曽路、素材屋、じゃんじゃん亭、とりかく、鈴のれん等、木曽路グループが運営する各店舗で、飲食代、店舗の物販(土産類、中元商品、歳暮商品、おせち)に利用できるのである。もちろん最近はやりのお持ち帰り弁当にも使えるのである。木曽路の株主優待券の金額は株数に比例しているので、余裕資金があるなら500株、1,000株を保有するのがお薦めである。一つ注意する点は、株主優待券の額面は1,000円であるが、これは消費税抜きの飲食代金からの割引となるので、店内飲食の場合は消費税込み1,100円の価値があるのである。
また、2021年1月、千葉県を中心に店舗を展開している株式会社大将軍が木曽路グループに加わったことを受け、6月25日、株主優待券が利用できることになった旨が公表されたのである。新たに株主優待券が利用できる店舗は、特選和牛 大将軍、国産牛焼肉 くいどん、くいどん食堂本店、串酒場 伝助本店なのである。
最後に、2021年3月期の決算は、売上高310億円、営業損失42億円、経常損失35億円、純損失55億円と大苦戦したのであるが、配当は15円(前期30円)と財務体力があるところを見せたのである。2022年3月期業績予想について、木曽路は「現時点では業績に与える不確定要素が多く、業績予想を合理的に算定することが困難と判断したことから、2022年3月期の業績予想については未定としております。業績予想の開示が可能となった段階で速やかに公表いたします。」とコメントしているのである。