吉野家の永田町一丁目店(国会議事堂内)限り販売している『黒毛和牛重』が、8月12日、全国の吉野家店舗で特別価格1,290円(税込1,419円)で販売開始されたのである。吉野家は黒毛和牛を使った限定商品「牛重」を永田町一丁目店と羽田空港第3ターミナル店(旧国際線ターミナル店)で販売していたのであるが、コロナ禍の影響で国際線利用者が減少したことに伴い、羽田空港第3ターミナル店は2021年春に「牛重」の販売が取りやめになったのである。ご主人は、羽田空港の国際線を利用する度に牛重を楽しんでいたのであるが、海外旅行が困難になった上に販売が休止されたのを非常に残念がったのである。その後、2021年5月に「牛重」がリニューアルされて、「黒毛和牛重」が永田町一丁目店限りで販売されていたのである。
そして、8月12日、『黒毛和牛重』の全国販売開始に際して、吉野家は「牛重は販売開始以降、限定販売を知った多くのお客様から、『一部の店舗でも、数量限定でもいいので、牛重を食べたい』という問い合わせや要望を多数いただいていました。一方、新型コロナウイルス感染症拡大の影響から、国内の牛肉市場における生産と消費のバランスは適正でない状況が続いています。牛肉を主軸に商品展開する吉野家は、『このような状況だからこそ、吉野家で和牛を皆さまに食べていただきたい。和牛の消費拡大に少しでも貢献したい。』との思いから、永田町一丁目店で限定販売中の『黒毛和牛重』を数量限定、特別価格にて全国販売することにしました。」、とコメントしているのである。
ということで、ご主人は早速『黒毛和牛重』を食べに出かけたのである。まずは牛重との違いであるが、牛重はすき焼き肉のような薄く1枚1枚が大きめなのであるが、『黒毛和牛重』は肉厚(吉野家は厚さ4㎜としている)で1枚1枚が小ぶりなので、食べやすさという点では『黒毛和牛重』に軍配が上がるのである。そして何より大きな違いはご飯なのである。牛重は、ご飯が牛肉に負けていた、ご飯の美味しさが足りなかったが、『黒毛和牛重』のご飯は牛肉に負けない位美味しかったのである。牛重は漬物と味噌汁のセットであったが、『黒毛和牛重』は、漬物がキムチに変更となっていたのである。
そして、『黒毛和牛重』の販売価格は、税抜き1,290円(税込 み1,419 円)、つまり「いーにく(良い肉)」のダジャレなのである。ご主人は、勿論吉野家ホールディングスの株主優待券で支払いなのである。
因みに、永田一丁目店における通常販売価格税抜き 1,389 円(税込 1,527 円)は、従来の牛重と同じなのであるが、この中途半端な価格は、消費税8%時代に税込み1,500円で販売されていたが、消費税10%に引上げられた際に自動的に消費税2%が上乗せされたためなのである。
最後に、吉野家はNEWS RELEASEで『黒毛和牛重』を次のように紹介しているのである。
「『黒毛和牛重』は特製たれで焼き上げた黒毛和牛を大盛のご飯の上に盛り付けた黒いお重と、キムチ、みそ汁をセットにして提供します。黒いお重で供される『黒毛和牛重』は、A3 以上のランクを含む黒毛和牛の肩ロースを 4mmの厚さにスライスした肉を使用。ご注文ごとに生の状態の肉に塩胡椒を振るいかけ、フライパンで特製たれと共にさっと両面を焼き付け、白髪ねぎをあしらい、大盛のご飯の上に盛り付けます。特製たれは『黒毛和牛重』のために開発し、黒毛和牛の脂に合うしっかりとした味付けでありながら後味がスッキリするよう、生姜やにんにく、醤油などを配合しました。『黒毛和牛重』ではさっと焼き色を付けたことで最大限引き出された和牛特有の至福の香りやうまみを堪能し、厚みがある肉だからこその食べ応えと満足感を味わえます。
『黒毛和牛重』はご飯やキムチとの相性が抜群です。キムチは吉野家の工場自家製で、辛さ控えめで甘さとうま味が引き立っていることが特徴です。厚みのある黒毛和牛でご飯やキムチを巻いて食べてもよし、黒毛和牛の脂と特製たれがしみ込んだご飯とキムチを一緒に食べるもよし、思うままに食べ進めてください。なお、ご飯は社内試食会にて、黒毛和牛とキムチのうま味でご飯が足りないという意見が多かったことから、牛丼並盛改め牛丼大盛と同量を採用しました。ご飯少なめをご希望の方は、従業員にお申し付けください。」