10月14日、USEN-NEXTホールディングス（9418）から、大幅増益の2021年8月期決算短信が発表されたのである。売上高2,083億円（前年同期比7.8％増）、営業利益156億円（同43.4％増）、経常利益147億円（同46.3％増）、純利益80億円（同63.9％増）と好業績のうえ、配当は予想（12.5円）を上回る13.5円（前期8円）となったのである。この好業績はコンテンツ配信事業の映像配信サービス「U-NEXT」が巣籠り需要を背景に好調を維持していることが挙げられ、コンテンツ配信事業における売上高は59,956百万円(前年同期比30.7％増)、営業利益は5,731百万円(前年同期比667.7％増)と大幅な増収増益なのである。
2022年８月期の業績予想は、売上高2,200億円、営業利益170億円、経常利益160億円、純利益85億円といずれも微増なっているのであるが、これは、2022年８月期の期首より「収益認識に関する会計基準」（企業会計基準第29号）等を適用するため少し低めの数字が出ているのである。また、配当予想は1.5円の増配で15円と4期連続増配見込みであるが、ご主人は、配当性向が10.6％低く、好調な業績と相まって増配は十分期待できるだけでなく、今後長期にわたって連続増配も可能と思っているのである。
因みに翌15日の株価は、好業績とは裏腹に、455円（12.69％）下落し終値3,130円となったのである。
