10月15日、AFC-HDアムスライフサイエンス(2927)から売上・利益とも過去最高の2021年8月期決算短信が発表されたのである。売上高223億円(前期比141.4%)、営業利益22億円(前期比205.3%)、経常利21億円(前期比196.6%)、純利益14億円(前期比221.0%)と、売上高及び各利益とも通期の過去最高を記録したのである。好業績の要因は、海外部門の売上高が前期比268.8%と記録的な増収となったほか、通信販売部門、卸販売部門、医薬品事業も好調を維持したことによるものなのである。配当については、期末配当は15円、第2四半期末の12.5円と合わせて年間27.5円(前期20円)と増配となっているのである。
2022年8月期、配当予想は30円としているが、業績予想については未定としているのである。その理由について、AFC-HDアムスライフサイエンスは「現在、国内においては、緊急事態宣言が解除された直後であり、依然として新型コロナウイルス感染症の収束や、それに伴う顧客需要の回復の時期等が不透明な状況にあります。特に、当社グループの(株)さいか屋の百貨店店舗及び(株)なすびの飲食店舗は、新型コロナウイルス感染症防止策による外出自粛要請等は業績に大きな影響を与えます。また、前期大幅に伸長した海外部門においても東南アジアでコロナ拡大によるロックダウンが続いており、販売促進イベントの開催が制限されるなど業績に大きな影響を与える可能性がございます。よって、現時点においては、業績予想の合理的な見積りが困難であると判断し、2022年8月期の連結業績予想については未定とさせて頂きます。今後、業績予想の算定が可能となった時点で速やかに公表いたします。」と説明しているのである。そうなのである、日本は今年一番新規感染者が少ない状況になったが、世界ではまだまだ感染者数は多く、例えばロシアは今や過去最多の感染者数、死者数を記録しているのである。