1月31日、FPG(7148)から、2022年9月期第1四半期決算短信、2022年9月期業績予想及び配当予想の修正に関するお知らせが発表されたのである。決算短信によれば、売上高15,673百万円、営業利益3,405百万円(前年同期比245.9%増)、経常利益3,557百万円(同412.5%増)、純利益2,519百万円(同823.7%増)と、利益は大幅に増加したのである。この好業績について、FPGは、「リースファンド事業においては、収益性の向上もあり前年同期に比べ大幅に増収・増益となり、また、不動産ファンド事業においても好調な販売が継続していること」と説明しているのである。
この好業績を背景に、FPGが2021年10月29日に公表した2022年9月期の業績予想および配当予想が大幅に修正されたのである。売上高242億円⇒270億円、営業利益54億円⇒78億円、経常利益56億円⇒80億円、純利益37億円⇒54億円と、特に利益はいずれも40%以上上方修正なのである。この結果、1株当たり純利益は43.32円⇒63.23円、配当予想は22円⇒32円(前期18.5円)と大幅にアップなのである。増配理由について、FPGは、「株主還元につきましては、持続的な成長と企業価値向上のために必要な内部留保を確保しつつ、継続的かつ安定的な配当を実施することを基本方針とし、連結配当性向50%を目安としております。今般、業績予想を上方修正したことに伴い、上記の基本方針を踏まえまして、当期の配当予想を一株当たり32円00銭に修正いたしました。」と説明しており、予想配当性向は50.6%とFPGの説明通りなのである
因みに、翌2月1日、増配を好感してFPGの株価はストップ高の755円(+100円、+15.27%)まで上昇したのである。