4月12日、ホームセンターD2を展開しているケーヨー(8168)から、2022年2月期決算短信が発表されたのである。売上高1,020億円(前期比10.0%減)、営業利益47億円(同2.9%減)、経常利益54億円(同2.0%減)、純利益37億円(同24.0%増)、1株当たり利益58.60円(前期46.73円)、配当12.5円(前期12.5円)と、減収・増益なのである。売上高が低調な要因は、DIY・園芸用品、住宅設備部門は好調だったものの、前期コロナ禍で大幅に伸長した感染対策商品や定額給付金の反動減、夏季・冬季オリンピック・パラリンピック期間の客数減少、夏季の天候不順や冬季の気温低下が遅れた影響による冷暖房関連商品の不振が挙げられるのである。しかし、利益面では、引き続きDCM共通商品への入替効果及びDIY・園芸用品の売上高構成比の増加により、荒利益率が改善した他、店舗オペレーション改善による人件費節減など利益の出やすい体質への転換が進んでいるのである。そして、閉店に伴う特別損失が前期から半減したころから、純利益は前期比24%も増加したのである。
2023年2月期業績予想は、売上高1,000億円(前期比2.0%減)、営業利益60億円(同26.3%増)、経常利益63億円(同14.7%増)、純利益39億円(同3.3%増)、1株当たり利益65.35円、配当予想14.5円(創業70周年記念配当2円を含む)と、減収・増益・増配が見込まれているのである。