今週も、世界的に新型コロナ(オミクロン型)の大流行、そして国内も新規感染者数が急増(第6波)、アメリカ市場はインフレ(金利上昇)、金融緩和縮小・利上げを意識して低調だったということで、TOPIX(前週比-0.23%、年初来-5.79%)、日経平均株価(前週比-2.65%、年初来-7.20%)ともに低調な1週間となったのである。
ご主人のポートフォリオは、地合の悪さに引きずられ、また、昨年急上昇したベネフィット・ワンが大きく下落したこともあり、前週比-2.23%(年初来-10.46%)と年初来4週連続マイナスで、年初来高値更新はゼロと大低調なのである。今週のトピックスは、好調な半導体商社トーメンデバイスから業績予想の上方修正、増配の発表があったのは、唯一の明るい話題なのである。
今週のプラス要因は、NTT都市開発リート投資法人(8956)+6.16%、日本リート投資法人(3926)+3.90%、タカラレーベン不動産投資法人(3492)+2.65%、投資法人みらい(3476)+2.55%など、先週低調だったリートが反動なのか上昇したほか、コメダホールディングス(3543)+3.11%が堅調なのである。
マイナス要因は、昨年好調だったUSEN-NEXTホールディングス(9418)-11.98%、ベネフィット・ワン(2412)-9.93%、そしてここ2ヶ月絶好調だったオリックス(8591)-5.88%、コロナ禍からの回復が思わしくないジャパンインベストメントアドバイザー(7172)-5.42%、FPG(7148)-5.39%などが大きく下落したのである。
年初来株価は下落基調、世の中には焦っている人も多いかもしれないのであるが、株主優待・配当重視、長期保有の投資方針のご主人であってもその影響は避けられず、時価総額は年初来10%も下落し1.89億円へと急減したのである。長期保有方針のご主人は予測できない株価の上げ下げそのものにあまり気にしていないが、投資方針に影響を与える企業が開示する配当予想や業績の修正は気になり、トーメンデバイスの上方修正・増配には喜んでいるのである。トーメンデバイスのおかげで、現時点での2022年の予想配当総額(源泉徴収前)は484万円と、目標の500万円に少し近づいたのである。