ご主人の主目標である年間配当500万円の進捗状況は、2023年の配当実績と判明している配当予想の合計で531万円(前月比+2万円)が見込まれ、目標達成は確実な状況なのである。6月の増加要因は、4月期決算の日本リート(投資法人みらい、スターツプロシード投資法人、NTT都市開発リート投資法人)の決算短信による若干の上振れ、サムティレジデンシャル投資法人の7月期予想分配金の上方修正、株主優待と配当狙いの東京鐵鋼の新規購入等なのである。
6月30日現在、ポートフォリオ時価総額は195百万円、前月末比+4.16%と2ヶ月ぶりに増加したものの、好調なTOPIX(同+7.41%)と日経平均株価(同+7.45%)下回り、しかも6ヶ月連続で下回る低調ぶりなのは、組入比率上位2のベネフィット・ワン(-4.44%)が影響しているのである。
そして、日経平均株価は遂に33,000円を突破、33年振りの高値となったその要因は、外国人投資家の買い越しが日本人投資家の売り越しを大きく上回ったと報じられているが、これも、他国の市場と比べて割安(円安の影響もある)という消極的な理由であり、また、急上昇と相まって、月末には反動落あるいは踊り場のような状況になったのである。
個別のプラス要因は、バリューブーム、PBR改善ブーム、そして円安に乗って、立花エレテック、東京鐵鋼、帝国電機製作所、FPG、NECキャピタルソリューション、ニチリンなど、多くの銘柄が上昇していることが挙げられるのである。勿論、コロナ禍からの正常化に伴い、SFPホールディングス、トリドールホールディングス、共立メンテナンスなども上昇しているのである。
年初来高値更新は、コロナ禍からの正常化、バリューブーム、PBR改善ブーム、そして円安もあり30社(トリドールホールディングス、ティーガイア、日本製紙、三ツ星ベルト、ニチリン、大和工業、東京鐵鋼、アビスト、GSIクレオス、稲畑産業、リンガーハット、イオン、みずほリース、リコーリース、三菱HCキャピタル、イオンモール、オリックス、USEN-NEXT HOLDINGS、KDDI、王将フードサービス、ジェイグループホールディングス、SFPホールディングス、サイゼリヤ、立花エレテック、日本取引所グループ、NECキャピタルソリューション、モスフードサービス、ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人、サムティレジデンシャル投資法人、スターアジア不動産投資法人)と多かったのである。また、今期の好業績予想・増配が評価され、大和工業、稲畑産業、立花エレテック、三菱HCキャピタル、みずほリース、トリドールホールディングスの6社が上場来最高値更新したのである。
個別のマイナス要因は、トーメンデバイスの下方修正・減配発表が最も大きいが、相変わらずジリ貧なベネフィット・ワン、6月末権利落ちのロイヤルホールディングス、ホットランド、すかいらーくホールディングスのなどが挙げられるのである。
組入比率トップ10
1位 共立メンテナンス 比率 8.74% 騰落率 +11.28%
2位 ベネフィット・ワン 比率 7.21% 騰落率 -4.44%
3位 ノエビアHD 比率 5.61% 騰落率 +4.99%
4位 タカラレーベン不動産投資法人 比率 4.36% 騰落率 +5.23%
5位 サムティレジデンシャル投資法人 比率 3.43% 騰落率 +0.58%
6位 スターアジア不動産投資法人 比率 2.89% 騰落率 +3.13%
7位 ソフトバンク 比率 2.76% 騰落率 +3.67%
8位 ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人 比率 2.52% 騰落率 +9.59%
9位 GLP投資法人 比率 2.19% 騰落率 -8.86%
10位 三菱HCキャピタル 比率 2.15% 騰落率 +12.88%
現金 比率 17.72%
騰落率ベスト5
1位 立花エレテック +39.07%
2位 東京鐵鋼 +25.14%
3位 帝国電機製作所 +20.82%
4位 SFPホールディングス +18.88%
5位 FPG +15.69%
騰落率ワースト5
1位 トーメンデバイス -12.20%
2位 ベネフィット・ワン -4.44%
3位 GLP投資法人 -3.86%
4位 投資法人みらい -1.91%
5位 ロイヤルホールディングス -1.90%