ご主人の主目標である年間配当500万円の進捗状況は、2023年の配当実績と判明している配当予想の合計で447万円(前月比+24万円)なのである。増減要因は、2月期決算企業の2024年2月期の配当予想が判明したこと、USEN-NEXT HOLDINGS、FPG、三機工業の増配予想、2月期決算のOneリート投資法人、GLP投資法人、タカラレーベン不動産投資法人の分配金が予想を若干上回ったためなのである。5月には3月期決算企業から決算短信が発表され、2023年3月期の配当と2024年3月期の配当予想が判明するのである。
4月28日現在、ポートフォリオ時価総額は192百万円、前月末比+2.10%と2ヶ月ぶりに増加したが、残念ながらTOPIX(同+2.69%)と日経平均株価(同+2.91%)を4ヶ月連続で下回る不調ぶりなのは、組入比率最大のベネフィット・ワンが低調なのが大きく影響しているのである。3月10日のシリコンバレー銀行破綻をきっかけの金融不安は一応落ち着きを取り戻したことにより、3月末の権利落ち以降4月は全般的に上昇、2月期決算の外食が明るい通期業績予想を出したことで全般的復調、アメリカの金利が落ち着いてきたためかリートが前月比2.77%上昇など明るい傾向はあるが、フィーストリパブリック銀行の破綻が噂される、年後半にはアメリカの景気後退が予測されるなど、まだまだ不安材料は事欠かないのである。
個別のプラス要因は、好決算のUSEN-NEXT HOLDINGS、コメダホールディングス、高機能表面処理・ナノテクト®がサウジアラムコにプラント用締結部材向け表面処理として採用されたGSIクレオス、増配予想を発表した日本取引所グループ、などが挙げられるのである。この他、食品スーパーのいなげやがイオングループに加わることが話題となったが、その受け皿であるユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスの上昇幅(+5.48%)は僅かなのである。
年初来高値更新は4月ということもあり30社(アルペン、キーコーヒー、SFPホールディングス、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス、トリドールホールディングス、コメダホールディングス、ティーガイア、ホットランド、すかいらーくホールディングス、サンマルクホールディングス、サイゼリヤ、前澤化成工業、GSIクレオス、木曽路、リンガーハット、日本取引所グループ、日本管財ホールディングス、みずほリース、イオンモール、USEN-NEXT HOLDINGS、KDDI、オートバックセブン、吉野家ホールディングス、モスフードサービス、ロイヤルホールディングス、投資法人みらい、ケネディクス・レジデンシャル・ネクスト投資法人、GLP投資法人、スターアジア投資法人、NTT都市開発リート投資法人)と非常に多かったが、上場来最高値更新したのはコメダホールディングス1社なのである。
個別のマイナス要因は、2024年3月期通期業績予想が2割程度減収・減益・減配のトーメンデバイス、株主優待権利落ちの愛知電機、帝国電機製作所、日本モーゲージサービス(株主優待廃止の予告も影響)、日本管財などが挙げられるのである。この他、増益・増配予想の発表にもかかわらずなぜか大きく下落したFPG、高成長が続いているものの高PERを警戒され始めたのか材料もなく下落したバリューHRも大きなマイナス要因なのである。
組入比率トップ5
1位 ベネフィット・ワン 比率 9.30% 騰落率 -0.64%
2位 共立メンテナンス 比率 8.89% 騰落率 -2.43%
3位 ノエビアHD 比率 5.76% 騰落率 +2.59%
4位 タカラレーベン不動産投資法人 比率 4.18% 騰落率 +2.12%
5位 サムティレジデンシャル投資法人 比率 3.37% 騰落率 +3.76%
現金 比率 17.00%
騰落率ベスト5
1位 USEN-NEXT HOLDINGS +18.73%
2位 GSIクレオス +16.73%
3位 SFPホールディングス +9.43%
4位 日本取引所グループ +8.97%
5位 コメダホールディングス +8.92%
騰落率ワースト5
1位 トーメンデバイス -14.33%
2位 FPG -4.68%
3位 愛知電機 -4.57%
4位 バリューHR -4.49%
5位 日本モーゲージサービス -3.60%