月日の経つのは早いもの、6月が終わったというということで、今年上半期を総括するのである。これまで毎週株価の騰落に一喜一憂していたが、初心に返り、今後は主目標である配当500万円を中心に月末に振り返ることとするのである。
まずは、ご主人の主目標である年間500万円の配当について、上半期の実績と下半期の配当予想を合算すると511万円となり、3年振りに500万円を突破する見込みなのである。配当額ベスト5は、株価はイマイチ冴えないが、いずれも業績そのものは安定しており、ご主人は安値で購入しているので配当額と投資利回りが高いのである。なお、配当予想を未定としている企業もあるので、少し上振れするかもしれないが、ウクライナ戦争、ロシア経済制裁、米中対立、原油高、資源高、食料高、インフレ、利上げ、景気後退、円安、コロナ禍など、懸念材料は数多くあり、決して楽観できる状況ではないのである。
配当額ベスト5(2022年の配当実績と配当予想)
1位 タカラレーベン不動産投資法人 54万円 騰落率 1.03%
2位 ノエビアホールディングス 42万円 騰落率 6.86%
3位 スターアジア投資法人 39万円 騰落率 -3.00%
4位 ベネフィット・ワン 34万円 騰落率 -63.04%
5位 ソフトバンク 30万円 騰落率 3.58%
上半期のご主人のポートフォリオは、-13.03%と大きく下落、TOPIX(-6.10%)と日経平均株価(-8.33%)、いずれをも下回る低調振りなのである。6月30日の時価総額は1.84億円(2021年末比-27百万円)と2億円を割り込んでしまったのである。世界的にグロース株の下落というトレンドの中、ポートフォリオ唯一のグロース系であるベネフィット・ワン(2021年末比-63.04%、-29百万円)の大幅な下落が、大きく影響したのである。騰落率で見ても、2021年好調だったベネフィット・ワン、USEN-NEXTホールディングス、トーメンデバイスが反動落、東証再編が不評だった日本取引所グループの下落が目立つのである。逆に、コロナ禍で大苦戦していたFPG、クリエイト・レストランツ・ホールディングス、共立メンテナンスが復活し、稲畑産業とKDDIはコロナ禍に影響されずに着実に業績を伸ばしている点が評価されたようなのである。
時価総額ベスト5
1位 ベネフィット・ワン 組入比率 9.5% 騰落率 -63.04%
2位 共立メンテナンス 組入比率 8.6% 騰落率 25.40%
3位 さわかみファンド 組入比率 8.1% 騰落率 -9.30%
4位 ノエビアホールディングス 組入比率 6.3% 騰落率 6.86%
5位 タカラレーベン不動産投資法人 組入比率 5.7% 騰落率 1.03%
騰落率ベスト5
1位 FPG 32.46%
2位 稲畑産業 32.14%
3位 クリエイト・レストランツHD 29.36%
4位 KDDI 27.57%
5位 共立メンテナンス 25.40%
騰落率ワースト5
1位 ベネフィット・ワン -63.04%
2位 USEN-NEXT ホールディングス -35.44%
3位 トーメンデバイス -26.63%
4位 日本取引所グループ -22.24%
5位 GLP投資法人 -16.69%
ということで、上半期を反省し、主目標である年間配当500万円は十分達成可能なことから、無闇に投資額を増やさず、引続き株主優待と高配当を重視し、割安(投資利回りが高い)な銘柄があれば入れ替える程度の地味なポートフォリオ管理を続けて行くこととするのである。