3月17日、WDI(3068)から、「通期連結業績予想の修正及び配当予想の修正に関するお知らせ」により、2023年3月期通期業績予想の上方修正と増配が発表されたのである。お知らせによると、2023年3月期通期業績予想は、売上高24,000百万円⇒25,920百万円(前期比35.1%増)、営業利益500百万円⇒720百万円(前期営業損失836百万円)、経常利益450百万円⇒800百万円(前期経常損失658百万円)、純利益700百万円⇒750百万円(前期比3.4%増)、1株当たり利益111.31円⇒119.26円(前期114.64円)と、いずれも上方修正されたのである。上方修正の理由について、WDIは、「売上高につきましては、想定よりも客足が戻ってきたことや、食材仕入れ価格高騰の影響により期中に適正価格への販売価格の変更を行った影響等により、前回予想に比べて1,920百万円増加の25,920百万円となる見通しです。営業利益につきましては、売上高が上昇する一方で、原材料価格の高騰、人件費の上昇などの影響により、720百万円となる見通しです。経常利益につきましては、前述の理由に加え為替レートの変動により、為替差益を計上したことにより、前回予想を上回る見通しです。親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、上記の影響等により、前回予想を上回る見通しです。」と説明しているのである。
また、2023年3月期の期末配当予想は8円⇒12円と4円の増配となり、年間配当予想12円(前期比3円減、前期は5円の記念配当含む)、配当性向10.1%と余裕なのである。増配理由について、WDIは、「2023年3月期の配当予想につきましては、「1.2023年3月期連結業績予想の修正」等の内容を総合的に勘案した結果、1株当たり12円にすることといたしました。」と説明しているのである。